2025年画廊企画PART4
永井里枝 展
– Place with Light –
「Place with Light」パネルに綿布、顔料、金箔、グリッター, F60 2025
2025年4月19 日[土]-27日[日]
Am10:30 ―PM7:00 (22日火曜休廊,最終日17:00)
5 年前にポーラ美術財団の在外研修助成を受けドイツ・ベルリンのクンストラーハウス・ベタニ エンでの滞在制作留学、その後ドイツ・ベルリンで開催され、永井里枝が招待出品していた「3+ 4=1」展(AVVY Contemporary)での展覧会に参加。その後国立新美術館で開催のシェル美術展 改め出光アートアワードに招待出品、銀座のポーラ美術館アネックスでの企画展。第 9 回東山魁夷 記念日本画大賞展に受賞者として選出され日本を代表する作家の仲間入りをしました。 地元の展覧 会では「前橋の美術 2024」に出展。昨年は銀座での初企画による個展が開催され一定の評価を受けま した。
近年は夜の遊園地をテーマに多くの作品が描かれており、日本国内やベルリン、本年取材したロサンジェルスの遊園地などをモチーフにした魅力的な作品が登場します。
画廊主 梅津宏規
[制作意図]
場所とともに在る光は、単に空間を明るくするだけでなく、人々の気持ちを照らし繋がりを促進す るなど、感情や行動に深く影響を与えます。本展では、遊園地や都市空間といった「人の為に灯さ れた明かりのある場所」を描き、場所と光、そしてその光を求める人々の精神を表現します。
明かりに身を包まれるとき、私達はその光に歓迎されています。その場所を訪れること、自他と語 らうこと、存在することを肯定されています。アーネスト・ヘミングウェイ(1899-1961)の短編 小説『清潔で、とても明るいところ』(1933)に描写されるカフェのように、人生の淵にささやか な居場所をもたらします。
同様に、光がもたらすものに色彩があります。絵画上に描かれた鮮やかな色彩、即ち鮮やかな光在 る場所は、単に物理的な絵空事ではなく、人の為の明かりそのものとなることを志向します。芸術 の場もまた人々にとって必要な「光在る場所」です。本展はその一隅として、観る人に明かりを提 供するものです。
永井里枝
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「Place with Light / Carousel Upstairs」
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「Place with Light / Roller Coaster」
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「Place with Light / Cup」
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「「Place with Light / Sky Ships」
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「Place with Light / Ferris Wheel.」
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永井里枝 –Nagai Rie
尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます
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