群馬県/フランス美大留学予備校・芸大受験・美大受験・子どもから社会人の為の美術学校・画廊/すいらん

2024年画廊企画PART9正村公宏 展― 刻のMontages ―

2024年画廊企画PART9

 

正村公宏 展

― 刻のMontages ―
 

 

「Photo montage/枯れ束」P40 Cyanotype.八女紙.Gelmedium.胡粉 2024

 

2024年10月5日[土] ― 13日[日]

 


AM10:30-PM7:00(8日火曜休廊・最終日pm5:00)

 

千葉県出身で、現在はアトリエと住居を川崎市に構える美術家・正村公宏(まさむら きみひろ)の当画廊では初めての個展を開催します。
正村氏は一昨年東北芸術工科大学大学院を優秀賞で修了し、一昨年は、画廊翠巒で毎年5 月に開催する3 人展「アマダレ」に選抜され出展し、来廊頂いた多くの方々からの評価を頂きました。それ以降も、精力的に銀座のYYARTS や日本橋のUNPEL GALLERY で作品を発表し注目される若き美術家です。
今回の個展では「刻(とき)のMontage」 と題し、学生時代から取り組む「時間の経過」をテーマとして制作を続けています。正村の作品は、和紙を支持体に古典写真技法(サイアノタイプ)によって現像された像を何層にも重ね制作しており、時の儚さや一種重厚な作風を実現しており、過去から多くの作家たちが追い求め表現してきた「時間の経過とその痕跡」を表現する永遠のテーマの一つであり、学生時代に日本画科を専攻した技法にある、いわゆる膠や岩絵具を使った表現を主軸とせず、日本画の枠組みを飛び出し試行するアプローチとして成立させています。
今回の個展では150 号の大作を含む大小約15 点の作品を展示、ご高覧頂く予定です。

画廊主・梅津宏規

 

■和紙を支持体に、古典写真技法(サイアノタイプ)によって現像された像を何層にも重ね制作しています。
これらは過去から多くの作家たちが追い求め表現してきた「時間の経過」の表現の一つであり、学生時代に日本画科を専攻した技法にある、いわゆる膠や岩絵具を使った表現を主軸とせず、日本画の枠組みを飛び出し試行するアプローチなのです。

正村公宏

 

 

 

「光景-Freesia refracta-」
F150 Cyanotype.八女紙
2024

 

「Photo montage/her」
F100 Cyanotype.八女紙
2024

 

「光景/Delphinium.1」
F20 Cyanotype.八女紙.Gelmedium
2024

 

「Memory montage/枯」
P6 Cyanotype.八女紙.Gelmedium
2024

 

「Ray/高架下」
Cyanotype.
八女紙.Gelmedium
P6
2023

 

 
 

尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます>https://ameblo.jp/suirancom/
 
正村公宏 展2024DM―PDF
 
正村公宏 CV

 

 



2024年画廊企画PART8春名真歩 展― commitment to freedom ―

2024年画廊企画PART8

 

春名真歩 展

― commitment to freedom ―
 

 

「人」 F100 キャンバスに油彩、墨、その他 2024

 

2024年9月14日[土] ― 22日[日]

 


AM10:30-PM7:00(17日火曜休廊・最終日pm5:00)

 

岡山県出身で、現在もアトリエと住居を岡山県津山市に構える美術家・春名真歩(はるな まほ)
の当画廊では初めての個展を開催します。
春名は昨年東北芸術工科大学を卒業したばかりの新進の作家ですが、その圧倒的な作品の成熟度とパワーそしてその才能あふれる作品群に、在学中から美術関係者から大きな期待を寄せられてきた若き美術家です。
今回の個展では「commitmennt to freedom 自由への取り組み」と題して、油彩を含め様々な画材や手法によって表現された作品をご高覧頂きます。
春名は、具体的な対象を写す、またはその対象に極めて近い形状や色相を再現するという具象絵画ではなく、春名自身の意識の中に実存する、又は見え隠れする様々な形状や空間、色相を掘り起こし顕在化していく、いわゆる絵画の仕組みの構成要素を巧みに使い、抽象絵画の成立を試みる作業を一心不乱に繰り返し行う近年ではあまり見かけないタイプの若き作家なのだろうと思います。しかしまた、その感覚が秀逸で不思議な魅力を放つ作品を描きます。

画廊主・梅津宏規

 

■自由への取り組み
具体的な対象を写す、または極めて近い形状や色相を再現するという絵画ではなく、春名自身の意識の中に実存する、または見え隠れする様々な形状や空間、色相を掘り起こし、顕在化していく。いわゆる絵画の仕組みの構成要素を巧みに使い、抽象絵画の成立を試みる作業を一心不乱に繰り返し行う近年ではあまり見かけないタイプの若き作家なのだろうと思う。しかしまた、その感覚が秀逸で不思議な魅力を放つ作品なのです。

春名真歩

 

春名真歩CV

 

 

「a full scale hole #3」
F50
キャンバス、油彩、墨、その他
2024

 

「a full scale hole #3」
F50
キャンバス、油彩、墨、その他
2024

 

「何にでもなれるもの#2」
F15
キャンバス、油彩、その他
2024

 

「穴」
F8
キャンバス、油彩、その他
2024

 

「自由への取り組み#2」
F8
キャンバス、油彩、その他
2024

 
 

尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます>https://ameblo.jp/suirancom/
 
春名真歩展2024DMデザイン.pdf
 
 

 



2024年画廊企画PART7 土田 翔 展 ― GOLD PLANTS ―

2024年画廊企画PART7

 

土田 翔 展

― GOLD PLANTS ―
 

 

「FLUFFY」 P30 木製パネル、岩絵具、胡粉、箔他 2024

 

2024年8月17日[土] ― 25日[日]

 


AM10:30-PM7:00(20日火曜休廊・最終日pm5:00)

 

土田 翔は東北芸術工科大学大学院修了展で最優秀賞をはじめ、アートアワードトーキョー丸の内2022 後藤繁雄賞受賞他、数々の賞を受賞。一昨年は最上川美術館で最上川芸術祭2020 E N C O U N T-最上川に刻む- 土田翔展が開催されるなど破竹の勢いで活躍しています。
土田は、現場での取材によって対象の感覚的リアルを得ながら制作に取り組むというスタイルにこだわり続け、新潟が生んだ歴史的日本画家・小松 均の研究を下敷きに、自らの絵画論を 構築してきました。
例えば、最上川の濁流やそこに存在する風景を描くために、あえて最上川の川の流れに体ごと入り込み、身を任せ写生を行ったり、花を描く上では、花畑に自身をそこに埋もれさせ、その生気や匂い、植物のエネルギーを感じながらそれを体感する、少々禅のような行いや境地を求めながら制作をしています。

画廊主・梅津宏規

 

対象に埋没していく:道端に自生する植物や花、または育てた観葉植物に同体化、限りなく近づくことを目的に写生すること。手の届く距離感にある対象物に対して手触りで確かめながら認識すること。そして観察と実感から画面に思いと形を刻んでいくこと。対象から迫ってくるような、植物の力強い生命力を自らの身体に引き寄せて描くのだ。

土田 翔

 

 

 

「GOLDEN WIND」
F100 木製パネル、岩絵の具、
胡粉、箔、炭酸カルシウム
2024

 

「Desert rain」
F30 木製パネル、岩絵の具、胡粉、
箔、炭酸カルシウム
2024

 

「GOLD DANCE」
F8 木製パネル、岩絵の具、胡粉、
箔、炭酸カルシウム
2024

 

「thunder face」
F3 木製パネル、岩絵の具、胡粉、
箔、炭酸カルシウム
2024

 

「small needle」
SM 木製パネル、岩絵の具、胡粉、
箔、炭酸カルシウム
2024

 
 

尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます>https://ameblo.jp/suirancom/
 
土田翔展2024DM―PDF
 
土田 翔CV

 

 



2024年画廊企画PART6 竹下修司 展 ― Beautiful Planet ―

 

2024年画廊企画PART6

 

竹下修司 展

― Beautiful Planet ―
 

 

「garden」F80 パネル,岩絵具,箔 2024

 

2024年7月13日[土] ― 21日[日]

 


AM10:30-PM7:00(16日火曜休廊・最終日pm5:00)

 

 
昨年大好評頂きました現代画家・竹下修司展を本年も開催致します。昨年の個展では、県外からも驚くほど多くの方に来廊頂いたり、問い合わせもあり、画家の人気の高さと多くの方々からの期待を寄せられる個展となりました。
元々日本画科出身ながら、これまでの技法に縛られた日本画の世界から、技術的な開放と自由さ作風に求め、形式的なジャンルに捕らわれない、もっと本質的な絵画の在り方を探し、寒冷紗を貼ったパネルに向きあい、絵の具を身体で感じながら、一心不乱に描く、人の感性の極限を追い求めつつ描く彼の作品は、表層的な美しさに留まらない、描く者と描かれた絵がまるで一体化したかのような、画家の本能が導き出す、本質的な美しさがそこにはあるような気がします。

今回の個展では、作家・竹下修司の文学的死生観が押し出され進化した、新しいテーマ「舟シリーズ」やこれまでの「花言葉」シリーズなど、小品から大作まで2百数十点展示、ご高覧頂きます。
 
暗闇の沼に浮かぶ舟は 何百光年も先にある 光の花々に映し出され日中にある放置された舟を囲む草原の花々に似ている
夜 天に咲く光の花は 日中に咲く花の魂が天に登り光輝くのかと 想像させられてしまう何百光年先にある永久に近い命と 今この瞬間 精一杯の命を輝かせる花々 それは共に美しい竹下修司の世界はいつのまにか こんなことを想起させる作品なのだ

画廊主・梅津宏規

 

 

 

「花言葉23-24#1~#40」
木片、岩絵具、箔
2023~24

 

「舟#2」
F8 パネル 寒冷紗 岩絵具 箔
2024

 

「舟#5」
F4 パネル 寒冷紗、岩絵具、箔
2024

 

「星の日#1」
202×150mm 木片 岩絵具 箔
2024

 
 
 

尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます>https://ameblo.jp/suirancom/
 
竹下修司展2024DM―PDF
 
竹下修司CV

 

 



2024年画廊企画PART5広沢 仁 展- くうきくらげ -

2024年画廊企画PART5

広沢 仁 展

- くうきくらげ -

 

「極夜 二曲一双」276×150cm シルクスクリーン、屏風 2020

 
2024年6月8日[土] ― 16日[日]

  AM10:30-PM7:00(11日火曜休廊・最終日pm5:00)

 

画廊翠巒では、2年ぶり8回目となる広沢 仁氏の個展を開催します。
本展ではライフワークになっている屏風仕立てのシルクスクリーン作品と、近年精力的に制作し高評を得ている彩色木造彫刻作品を中心に「広沢 仁の世界」をご覧頂くとともに、定評のあるシルクスクリーンによる版画とドローイングも含め新作を中心に約20点をご覧頂きます。
広沢 仁氏の版画や彩色木造彫刻は、写実的、写真的リアリティーより、あえて原初的、プリミティブな表現にすることで、物事の本質や価値の在り方をストレートに問いかけ、即物的表現と共に、日々生活する中で見つけ出す、何気ない日常の情景を切り取り、卓越したセンスによって造形化、象徴化され、力強く人間的な作品としての表現が彼の作品の特徴と言えます。

画廊主

8月の夕暮れ、仕事で行った鄙びた村で作業をしていると突然背中にチクっとした痛みがはしった。
続いて脇腹、ニノ腕にも。
ダニノミ系に噛まれたかとシャツをめくってみてもそれらしきものは見当たらない。
周りを見渡し耳をそばだててみてもアブブヨ系も見出せない。
患部はただクラゲに刺されたように赤く爛れているだけ。
隣で一緒に作業していた同僚は平然とし、痛い痒いと騒いでる私を見て笑っていた。
見ること聞くこと触れることはできないが、確かに何かが存在していて、
それが私の身体を刺激している。
他の誰でもなく私だけに突き刺さるもの、働きかけるもの。プンクトゥム。
私はそれを空気くらげと名づけた。あなたにはそういう経験はないだろうか?
広沢 仁

 

>広沢 仁 PF

 

「遠い場所」
25×43X54/34X47X62/34X47X62cm
(立体3部作)
楠、アクリル、カシュー、箔、合板
2024

 

「関越ハイウェイ」
15.5×10X36cm
楠、アルキド樹脂絵の具、銅
2023

 

「ゴースト」
12×9X30cm
楠、アルキド樹脂絵の具
2023

 

「ほたるぶくろ」
34×26cm
シルクスクリーン、紙 ed.7
2023

 

 
尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます>
https://ameblo.jp/suirancom/  

 

 

>DM.PDF