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2024年画廊企画PART4    

アマダレ2024

石黒 光・荻莊天馬・戸田創史

 

 

「トロピカリ」F100 パネル、綿布、岩絵具、アクリル絵具、水干絵具、箔 2024 戸田創史 作

 
2024年5月18日[土] ― 26日[日]

AM10:30-PM7:00(21日火曜休廊・最終日pm5:00)
 

 

 

本年も「アマダレ展」を開催致します。
東北芸術工科大学日本画領域の教授である長沢明氏が、この画廊翠巒で個展を開催したご縁から実現した、当画廊と長沢明氏による、東北芸術工科大学大学院日本画領域を修了し、今後の制作に期待を寄せる若手作家の選抜によるグループ展「若手作家育成事業の第9回展で、現在東北芸術工科大学とのコラボ企画展となっています。
今年は3人全員が初の選抜で、全員現在も大学院修士1年生ですが、すでに様々な活動を通して活躍しています。石黒光は、第44期国際瀧富士美術賞で優秀賞、荻荘天馬は、滞在型地域連携アートプロジェクトで大きな成果を上げ、戸田創史は、月刊美術主催美術新人賞デビュー2024年すでに入選。勿論東北芸術工科大学卒業制作展では優秀賞や美術科賞を受賞する、将来を期待される、芸工大大学院の精鋭院生です。
また開催期間中、好評頂いております、作品の画廊展時風景をSNSで動画配信し、ネット上で作品鑑賞いただけるようにしており、YouTubeやブログ上でもご高覧頂くことができますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

画廊主・梅津宏規

 
 

「アマダレ」 グループ展主旨

芸術の世界は必ずしも結果を伴うものではないが、たとえ結果がどうであれ、描き続けていくだろう彼等。
一つの方向を向き描き続ける作業は、雨だれが石を穿つ様と重な、ときには「描くべき意味」を飛び越えていく。描くことが思考を超えた時にしか、見せることができない世界がある。
私は芸術のフィールドに、そんなプレイヤーに立ってもらいたい。
またアマダレは「!」の別名であることから、彼らが自分の世界を求める中で見つけた「!」を、僕らにも見せる機会になってほしい。

長沢明

 
 

石黒 光 ISHIGURO Hikaru

私は「手で思考すること」を絶えず続けてきました。私の絵には画面とのやりとり、そこで日々育む愛情が必要不可欠です。 朝、アトリエに来たら、昨晩は濡れていた画面に手で触れて、今日生まれた温度を、水を含んだ刷毛で撫でつけ、同時に私を擦り込む。絵を描くことは常に自分を描いているのと同じだと考えます。私はこの過程を「喪の作業」と呼んでいます。この言葉は人間が喪失した対象から離れていくためにとる心理的過程を表しています。決してネガティブなものではなく、対象の喪失を悲しむことから逃げることなく、向き合い、受け入れるために必要不可欠なものだと位置づけています。私にとっては省略することが許されない大切な時間です。 瓶詰めの絵具の粒子を絵皿に出し、そこに、膠を2滴。中指でよく練ったら、真っ白の画面に飛び込みます。素材との対話で生まれた絵具の現象は、ひとつたりとも同じ効果を見せずに布に痣のように貼り付きます。その流動的な素材たちに触れ、それらには血が通っていることに気づきました。つくったものと、私とでこそこそ話をするように制作をしています。

 
 

荻莊天馬 OGISÔ Tenma

日々の制作は常に写生をベースとした作品制作をしています。
自分で見た世界をこの手で表現するため、何時間、何日もかけて、その場に訪れ写生をします。その時の自分の感情や、五感に伝わってくる実感力を探究し、鑑賞者を引き込むことのできる作品を模索しています。
今回は写生から本画に移すのではなく、すべて想像したイメージを追いかけながら制作したものになります。
写生を元に制作を試みたのですが、描くために必要な感情が薄く、想像するものから今の自分にできる最大限のことをしました。

 
 

戸田創史 TODA Sôshi

私は、絵を描き続けていくためにはどのような生活をしていれば良いのだろうか、とよく考えています。
それは、感性のアンテナを失わないことや、描くきっかけになる出来事を絵の外側に求め続けていくことなのではないかと思います。
東浩紀が提唱する「観光客」というウチでもソトでもない第三者様式の概念は、この両方を実現することができました。その土地にいき、その土地のものを食べ、その土地の人と会話し、その土地の色や形に触れる。豊かで新鮮なそれらは、私に生きる希望を与えてくれます。さらに、その経験を通して元いた土地の良さにも気づきました。ウチを受け入れ、ソトに開く。この過程で自然と作品が完成するのがベストです。
このような考え方に即して、私は現場取材に重きを置いています。沖縄や北海道を歩き回り写生を行い、スケッチブックにメモリーとして残してきました。
私にとっての写生は、俳句を詠む感覚に近いです。心の揺らぎを見逃さないように、落ち着いて、大胆に描く。あまり時間をかけない。自分の生まれた土地にはない文化や生き物に触れたとき、この感覚はさらに研ぎ澄まされるのです。このプロセスを下敷きに、素材や形態にとらわれない、絵画作品群を制作してきました。
箔や岩絵具などの伝統的な素材を使いながらも、現代に生きる「観光客」としての私たちの視点を研究、模索している。

 
 
 
 

 

石黒 光 CV

 


「不凋花が囁く」
2480X1680
綿布、膠、墨、岩絵具、水干絵具、箔、蜜蝋
2023

 


「眩さに触れた」
F0
パネル、綿布、膠、岩絵具
2023

 

 

荻莊天馬 CV

 

「霞」
525×820mm
綿布、岩絵具、銀箔、墨、パール粉
2023

 

「彗星」
33.5X33.5mm
箔、岩絵具、水干、パール粉
2022

 

戸田創史 CV

 

「泉に夢」
91cmX72.7cm
綿布、岩絵具、アクリル絵具、
金箔、黒箔、オイルパステル
2023

 

「雪の断片 ―石山緑地―」
530×380mm
ベニヤ板、ポリエステル生地、岩絵具、綿
2023

 

 

 

 

アマダレ2024DM.pdf
 
 

 
尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます

 

 
>https://ameblo.jp/suirancom/

 

 

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