2021 年画廊企画PART5
木村真由美 展
― 記録の視差 ―
「カラ20170919」 シルクスクリーン・和紙・鉄粉 91X91cm 2020
2021年6月12日[土] ― 20日[日]
AM10:30 ―PM7:00 (火曜休廊・最終日pm5:00迄)
地元・前橋市出身で現在東京小平にアトリエを構え制作する版画家、木村真由美の4年振り7回目の個展となります。
今回の展覧会テーマは「記録の視差」。ここ数年木村は、近年インターネット上で見つけた写真を元に、ある場所の空を描いたり、記録としてその媒体である写真というフィルターと個人の身体の記憶というフィルターを通して漉されることで作品を制作していたりしてきましたが、今回もまたその延長線上で制作されています。
シルクスクリーンと言われる孔版画の技法を用いながら、異なるイメージを多色で摺り重ねることで現れる新たな表層が、深層的造形表現を生み出していきます。また木村の作品の特徴であった、部分的に鉱砂をちりばめたことによって出来る盛り上がった画面復活し、およそシルクスクリーンとは思えない、とても微妙なニュアンスとマチエールが、奥行きと透明感のある色彩を放っています。
本展では新作、近作大小合わせて20点を展示、ご高覧頂きます。
「カラ20170919 moss」 |
「カラ20160925」 |
「カラ20160826(R)(L)」 |
「カラ20170307R&M」 |
「カラ20160203#3」 |
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