2019年画廊企画PART9
三輪途道 展
― Life ―
「Life—伝えたい言葉」51,5×72,8cm 画用紙,クレヨン,パステル,鉛筆 2019
2019年11月8日[金] ― 15日[金]
AM10:30-PM7:00(12日火曜休廊・最終日pm5:00)
6年振りに開催した昨年の個展に続き、本年も三輪途道展を開催することとなりました。
三輪途道(みわ みちよ)氏は、以前は上原三千代(うえはら みちよ)という名で作家活動をしていた女流彫刻家です。
木心乾漆(もくしんかんしつ)、寄木(よせぎ)による木造彫刻と言われる、1200年以上前から日本古来の木造彫刻として伝承され、その多くは仏像彫刻として制作されてきた彫塑技術に、独自の彩色を施し、今日の現代作品としてあらたな造形を生み出してきた日本有数の木造彫刻家として活躍してきました。
東京芸術大学大学院修了制作で、模刻彩色した東大寺にある国宝「東大寺俊乗房重源上人像のあまりの高い技術と、精神をも表現できるその能力に、美術関係者のみならず、多方面の方から驚きと期待と共に、様々な作品を制作し国内の美術館はじめ、海外でも活躍の場を与えられてきました。
しかし、約10年ほど前から〝視力の低下”という難題と共に、様々な障害によって今日彫刻による作品の制作に限界が来ている中、現在アーツ前橋で開催中の企画展「表現の生態系」に出品していますが、同時にここ画廊翠巒では、最近ではまだ表現可能なドローイングによる作品で個展を「表現の生態系」展とのコラボ企画として開催致します。
画廊主・梅津宏規
「Life―救うもの、救われたいもの」 51,5×72,8cm 2019 |
「Life―続けること」 51,5×72,8cm 2019 |
「Life―身守ること」 51,5×72,8cm 2019 |
「Life―待ち続けること」 51,5×72,8cm 2019 |
「地平線から」 48×46×107cm 2016 |