2015年画廊企画PART5
藤原泰佑 展
- 超瞰図-
『上野国』1167×727mm パネルにアクリル、コラージュ、箔、顔料 2015
2015年7月11日[土] ― 19日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (火曜休廊)
東北の大震災以降、その画風と描かれるそのリアリティー故か、今最も注目を浴びる若手画家として、シェル美術賞展を始め数々の美術賞を受賞しつづける、地元前橋出身で、今 中央画壇で最も勢いのある若手作家の一人であり、予校時代 ここ「すいらんアートゼミナ―ル」で学んだ一人でもある、藤原泰佑の地元での初個展を開催致します。
山形芸術工科大学大学院修了後、現在も山形にアトリエと住居を構え、独特の画風を確立してきました。その作風は、現代鳥瞰図ともいうべき今日話題となっているドローンから見たかのような風景を、全国の様々な地方を巡り取材し、記録しそれを元に描かれます。
そのカラフルな風景は、現実の風景を多層的に取り込み、土地の風土、記憶を手掛かりに、実在の建物を通して映し出されます。
現代の地方の姿がまさに露呈され、様々な人々の心の原風景が炙り出され、鑑賞者それぞれの思いを顕在化するのかもしれません。
街の集積を鳥瞰の視点で描いた新作を中心に15点を展示致します。是非ともごゆっくりご高覧下さい。
画廊主 梅津宏規
『豊芦原瑞穂国』196.0×92.0 cm 油彩、コラージュ、顔料、箔、パネル 2015 |
『Groucho Earth』91.0×91.0 cm アクリル、コラージュ、顔料、パネル 2015 |
「亀趺観図」333×242mm アクリル、コラージュ、箔、パネル 2015 |
「国津神之里」530×410mm アクリル、コラージュ、パネル 2015 |
「229410」452×200mm 油彩、アクリル、コラージュ、パネル 2015 |