2021年画廊企画PART9
坂爪厚生 展
- デジタルの白い闇 -
「 不確定の部屋ーマン・レイの恋人たちの時間 」 66.0xx49.5cm メゾチント ed..20 2021
2021年10月9日[土]-10月17日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (12日火曜休廊:最終日pm5:00 迄)
坂爪厚生氏の銅版画は、メゾチントと言われる銅版画の中でも特殊で、非常に技術的に難しい技法の一つだと言われ、現在では世界的にも、このメゾチント技法における作品の第一人者として国内はもとより、イギリス・大英博物館やアメリカ・ポートランド美術館ほか世界中の美術館でその作品が収蔵されています。
個展に 際し>>>
世の中 右も左もデジタル化。デジタルな情報が洪水のように溢れ、その波に飲み込まれているような状況です。 虚実ないまぜ、フェイクニュースあり、加工変形された映像あり、バーチャルリアリティーの仮想空間が現出する。 ビッグデータという怪物が世の中を振り回している。
あらゆることが「見えている」が「見えていない」、「見ていない」。興味関心のあるものだけを拾い集め、自分の世界に閉じこもっているような有りようになってきているのでは?
現在位置を「デジタルの白い闇」と捉え、「漆黒の闇」を表現するメゾチントのささくれだった下地を削り取って「白い闇」「そこにある」は「そこにない」不確定性の時空を表現したいと思っている。
インターネット社会の暗喩をテーマにした「ネットシリーズ」も併せて展示します。
坂爪厚生
「不確定の部屋ーダリの時間がとけていく 」 |
「白い闇ー 黒い流れのように」 |
「反デジタル絵ー黒いピラミッドと半月 」 |
「カメレオンを飼う」 |
「想いのかたち# 3 」 |