2023年画廊企画PART3
須藤和之 展
- 予 感 -
「よかん」 810X1303mm 和紙に岩彩 2023
2023年2月18日[土] ― 26日[日]
AM10:30-PM7:00(21日火曜休廊・最終日pm5:00)
今回の個展は、「予感」をテーマに作品が描かれました。
須藤氏が生まれ育った赤城山の麓にある実家は、多少の開発はあるものの、現在も豊かな自然が存在し、それらを通して様々な気づき、様々な予感を感じさせてくれる風景が広がっています。
自然は大きく、広く、深く、時に怖く厳しく、時に優しい。
須藤の風景は、単なる心象としてのそれではなく、その懐の奥に入り込み、取り巻く空気や光、風の匂いや湿気、草木や動物によって生み出される様々な音。これらを身体全体で感じ、現場のそれに包まれながら、幾枚もの写生を重ねることで、はじめてイメージが顕在化する須藤和之の風景は、単なる空想的、心象的なロマンチズムの上に成立するものではなく、極めて現実主義的な真相の中から生み出される、理想を追求する風景であることを、発見していただけるだろうと思います。
まだまだ続く、人類が経験したことのない今日の状況を俯瞰しながらも、今も偉大なる自然を描き、更にもう一つ上の境地へ向かいつつある「須藤和之の世界」がそこにはあるようです。
本展では、この個展の為に描き上げた60号の大作から小品まで約20点を展示、ご高覧頂きます。
画廊主・梅津宏規
「山のいのち」 |
きざし」 |
「春うつす」 |
「森うつる」 |
「しじま」 |
尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます>http://ameblos.jp/suirancom/