2021年画廊企画PART2
須藤和之 展
- Les fleurs -
「風となる花 」 F 1 0 0 和紙 に岩彩
2021年2月13日[土] ― 21日[日]
AM10:30-PM7:00(16日火曜休廊・最終日pm5:00)
今回の個展は、「花々:
Les fleurs 」をテーマに作品が描かれました。
多くの先人の画家たちが、季節ごとに変化する日本の美しい自然の風景を「花鳥風月」にたとえ描き
幾多の名作を残し、自然の偉大さを歴史という記憶の中に残してきましたが、画家・須藤和之もまた
先人が見た時空とは時代や環境は異なるものの、対象が変容する中でも 不変な自然の美しさを 謙虚
な気持ちと共にそれと対峙し 描き続けているように思います。
昨年から現在まで続く、そしてこの先いつまで続くか未知なる未曽有のコロナ禍の中、様々な制限や
規制が かかり、将来への安全への不信が蔓延する今日だからこそ、須藤氏の花々と共にある自然を描
く世界は、それでも時代を超えて幾万年前から続く、不変な自然の美しさを通して 心の不安を抱える
今の私たちに、花々の美しさを通して安らぎを与えてくれるのではと思います。
画廊主・梅津宏規
「春の風うつす」 |
「春の流れ」 |
「山のうるおいに咲く」 |
「野をあゆむ」 |
「空に咲く」 |