2025年画廊企画PART7小林 由 展— My Saturday Night Fever
2025年画廊企画PART7
小林 由 展
— My Saturday Night Fever —
「cypher 1」280×260×45mm キャンバス、油彩、ミシン糸 2025
2025年7月13日[土]-20 日[日]
Am10:30 ―PM7:00 (15日火曜休廊,最終日17:00)
茨城県出身で、現在は神奈川県在住の造形作家・小林 由(こばやし ゆい)の当画廊では初め
ての個展を開催します。
小林は昨年東北芸術工科大学大学院を修了したばかりの新進の作家ですが、その圧倒的な作品のパワーとその才能あふれる作品群に、在学中から数々のコンクール等で受賞し、美術関係者から大きな期待を寄せられてきた若き美術家です。今回の個展では「My Saturday Night Fever」と
題して、油彩と縫製による重層的な油絵作品をご高覧きます。
小林の作品は、ダンスを踊る時に自身が感じる音楽の世界に入り込んだかのような没入感と、リズムや動きを大切にして躍動感や臨場感のある表現を追求しています。絵画制作は HIPHOP のサンプリングから着想を得ていて、幼少期、ストリートダンスを始めたことをきっかけに、ストリートカルチャーのファッション、音楽のジャケット、ミュージックビデオなどを見て育ち、このようなバックグラウンドから培われた美的感性や身体感覚が彼女の作品を形成しているようです。
今回の作品は、ディスコブームを巻き起こした 70 年代ダンス映画“Saturday Night Fever」”をサンプリングした新作中心に過去作も交え、絵の中にディスコのリズムや光を封じ込めた作品です。
またかつてピカソなどのキュービストがコラージュという手法を編み出し、新聞記事や写真などの切り抜きなどを画面に貼り付けることで 2 次元における異空間を作品内に作り出したように、小林由は自ら一度油彩で描いた画面を任意に裁断し、そのキャンバス生地を縫い合わせ画面を再構築し、様々な異形の画面を創り出していきます。
単に四角い木枠に張り込まれただけではなく、キャンバスが折り重なったり木枠のサイズに納まりきることなく、張り込まれることなく表現されたりするのです。
本展では、50 号大変形から小品まで、22 点ほど展示ご高覧頂きます。。
画廊主 梅津宏規
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「Night Fever」
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「「Stayin’ Alive」
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「cruch」
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小林 由 CV
尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます