太田市出身、現在秋田公立美術大学助教で、第19回 令和3年度上毛芸術文化賞を受賞した尾花賢一氏の群馬初個展を開催します。
筑波大学芸術研究科油絵専攻修了後TDW ART FAIR審査員特別賞やLUMINE meets ART AWARD 2014準グランプリ受賞するなど活躍を続け、2018年アーツ前橋の地域アートプロジェクト:滞在制作を経て、翌年のアーツ前橋の企画展「表現の生態系 世界との関係をつくりかえる」に参加、彼のシリアスでありながら、実にコミカルで軽快なで奥深い世界に多くの人が魅了され、2021年には若手芸術家の登竜門と言われるVOCA2021にて、最高賞であるVOCA賞を受賞しました。
その後は、奥能登国際芸術祭2020+(石川)、「200年をたがやす」秋田市文化創造館、山形ビエンナーレ2022、国際芸術祭「あいち2022」、瀬戸内国際芸術祭2022と全国各地の代表的芸術祭に次々に招待出展され、この個展が本年最後の展覧会となります。
尾花の作品には、仮面をかぶった正体不明の覆面男がいたり、「表現の生態系」でみせた風男、「あいち2022」で見せたイチジク男などある種のキャラクターが登場し、その土地の営みや、伝承、土地の風景や歴史から生成したマンガ形式のドローイングや彫刻を制作され、虚構と現実を往来しながら物語を体感していく作品を探求しています。
今回の個展では「ナイトライダー」というテーマで群馬のあらたな切り口を見せてくれるのだろうと思います。