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アートスクール2023年6月・7月予定表



2023年画廊企画PART4  アマダレ2023  土田翔・正村公宏・松尾昌樹 

 

 

2023 年画廊企画PART 4

アマダレ2022

土田翔 ・ 正村公宏 ・ 松尾昌樹

 

 


ENCOUNT RED LABEL」 1500××2100mm木製パネル、岩絵具、樹脂モルタル、 アクリル 、炭酸カルシウム 土田 翔 作

 

2023年5月13日[土] ― 21日[日]

 

Am10:30 ―PM7:00 (16日 火曜休廊・最終日 pm5:00迄)

 

 

本年も「アマダレ展」を開催致します。東北芸術工科大学日本画領域の教授である長沢明氏が、この画廊翠巒で個展を開催したご縁から実現した、当画廊と長沢明氏による、東北芸術工科大学大学院日本画領域を修了し、今後の制作に期待を寄せる若手作家の選抜によるグループ展の第9回展で、現在東北芸術工科大学とのコラボ企画展となっています。
コロナ禍が続く中での3年間、難しい開催が続きましたが、やっと 4年ぶりに通常の運営でのグループ展「アマダレ 2023」を開催出来ることとなりました。現在出展作家二人が東京、一人が山形在住の作家たちです。
今年は3人全員が初の選抜で、土田翔は大学院修了展で最優秀賞はじめがアートアワードトーキョー丸の内 2022後藤繁雄賞受賞他、数々の賞を受賞、昨年は最上川美術館で最上川芸術祭 2020 ENCOUNT-最上川に刻む – 土田翔展が開催されるなど破竹の勢いで活躍しています。また正村公宏は大学卒業制作展優秀賞他アーツ千代田 3331 myheirloomで注目されるなど大きな評価を受け、松尾昌樹は、 2020年進級制作展にて最優秀賞を受賞などその独特の視点と作風が注目され、みちのく現場考展 -東北描キ巡リ、芸術想ヒ 巡 り -に 作家評価を上げています。本展は全ての作家が墨を多様し独自の画風で大変注目を浴びている若手作家 3人による G展となります。それぞれ一人 5点合計約 15店の大小作品を展示ご高覧頂きます。 また開催期間中、作品の画廊展示風景を SNSで Youtube配信し作品鑑賞いただけますのでご利用下さい。
 

画廊主 梅津宏規

 
 

「アマダレ」 グループ展主旨

 

芸術の世界は必ずしも結果を伴うものではないが、たとえ結果がどうであれ、描き続けていくだろう彼等。一つの方向を向き描き続ける作業は、雨だれが石を穿つ様と重な、ときには「描くべき意味」を飛び越えていく。描くことが思考を超えた時にしか、見せることができない世界がある。私は芸術のフィール
ドに、そんなプレイヤーに立ってもらいたい。
またアマダレは「!」の別名であることから、彼らが自分の世界を求める中で見つけた「!」を、僕らにも見せる機会になってほしい。

 

長沢明

 

 

土田翔 TSUCHIDA Sho

 

現場での取材によって対象の感覚的リアルを得ながら作品を制作している。日本画家・小松均の研究を下敷きに独自の絵画論を構築し、現代のスピードを身体感覚で表現する。現在生きて表現をする上で必要と
なるリアリティを獲得するために、絵画だけでない出力や、身体・行為が介在する表現方法、エクストリーム直写法を展開している。画材にはモルタルや建築に使用されるようなあらゆる材やペンキなどを用
い、グラインダーなどの道具を使い、建築の施工に近い制作を行なっている。
時には自分自身を筆に、対象を和紙のような支持体として捉え、一筆目を描くために対象への実感を隅々まで受け止める作法を行う。 私は描くプロセスそのものを重要視する。そのため、対象のリアルを得る
ために体を張らなければならない。川の冷たさを描くなら自らの身体を川に浸し、自然豊かな東北の地で対象と一対象と一 体になるには、山へ入り、時には雪に埋もれながら描き、世界を確かめている。体になるには、山へ入り、時には雪に埋もれながら描き、世界を確かめている。

 

正村公宏 MASAMURA Kimihiro

 

何かを描く、作品を作り上げる、それらの行為は非常に能動的なものです。自分の琴線に触れたモノや場面、感情を元に「このような作品にしよう」と考えて手を動かし始めます 。しかし、それだけでは作品の完成が予測できてしまいます。
私は作品の完成が自分の想像を超えて欲しいという願望の元、制作をしています。それは無意識下における手の動きや、感覚的なドローイングを元にした作品制作ということではありません。
日々の制作において、コンセプトに準じた手段を取るといった「縛り」を設けています。その縛りによって作品の完成形が自分の予想を超えていくと考えております。
私は、誰かがその場所に居たという不在、思い出すことのできない誰かの存在、これらを作品で表現することを試みています。それらに共通することは、人の「記憶」によって作り出されるものだということで、これが制作の根源であり、先ほど述べた「縛り」にもなっております。

 

松尾昌樹 MATSUO Masaki

 

私は自然の現象とその体感を基に作品を制作しています。
川の水は地形や土壌の性質に応じて、その場ならではのリズムで流れできています。環境、物質の特性、それらの相互作用が作り出すものには共通する言語があるように感じています。
作品を作る際に線を集積させる手法を用いこの行為により、自然言語と触れる感覚を得ています。画面上の線には体感した言語が現れ、支持体やメディウムは川でいう土壌や水となります。作品それぞれには集積の方法や土壌のルールがあり、受け取った体感が作品ごとに設定したルールに沿って出力されているか判断しながら自然の中に存在する言語との対話、再構築を試みていま す。

 

 

 

 

「don’t look back」
F10
木製パネル、岩絵具、樹脂モルタル、
アクリル、炭酸カルシウム
クストメディア
2022

 

「Rocky bicky 」
F8
和紙、木炭他
202 3

 

 

 

 

 

「Fragment of memory」
1940×1303mm
白麻紙、墨、胡粉、インクジェットプリント
2022

 

「Jamais vu/touch」
420×297mm
八女紙、墨、サイアノタイプ 2023

 

 

 

 

「raw 1」
530××333mm
和紙、樹脂、アクリル絵具 2023

 

「raw 2」
530××333mm
和紙、樹脂、アクリル絵具 2023

 

 
 
尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます>

https://ameblo.jp/suirancom/

 
DM PDF
 

 



松尾昌樹 MATSUO Masaki

松尾昌樹 MATSUO Masaki

 1998    東京都生まれ

2022     東北芸術工科大学芸術学部美術学科日本画コース専攻卒業

 主な展覧会

2023     TEETRAGON~EXHIBITION~(福岡三越ギャラリーVI)

               みちのく現場考展‐東北描キ巡リ、芸術想ヒ巡リ‐      小津ギャラリー・日本橋

      アマダレ20023-土田 翔・正村公宏・松尾昌樹 画廊翠巒・群馬

受賞歴

2020           東北芸術工科大学美術課日本画コース進級制作展  最優秀賞

2023     東北芸術工科大学美術課日本画コース卒業制作展  優秀賞

制作意図

私は自然の現象とその体感を基に作品を制作しています。

川の水は地形や土壌の性質に応じて、その場ならではのリズムで流れできています。環境、物質の特性、それらの相互作用が作り出すものには共通する言語があるように感じています。

作品を作る際に線を集積させる手法を用いこの行為により、自然言語と触れる感覚を得ています。画面上の線には体感した言語が現れ、支持体やメディウムは川でいう土壌や水となります。作品それぞれには集積の方法や土壌のルールがあり、受け取った体感が作品ごとに設定したルールに沿って出力されているか判断しながら自然の中に存在する言語との対話、再構築を試みています。



土田 翔 TSUTIDA Sho

土田 翔 TSUTIDA Sho

1997  福島県生まれ、山形在住

2019      公益財団法人佐藤国際文化育英財団第30期奨学生

    神山財団芸術支援 プログラム 第 7 期生

    クマ財団クリエイター奨学生 第 4 期生

2020      東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業

2022      クマ財団クリエイター奨学生 第 5 期生

           東北芸術工科大学 大学院 修士課程 芸術文化専攻 複合芸術領域 修了

主な展覧会

2018   第 72 回福島県総合美術展覧会 福島県美術賞  福島県文化センター・福島

        資料館40周年企画展小松均展「母なる川の声 土田翔展」  大石田町民俗歴史資料館・山形-

2019       第40期国際瀧冨士美術賞展

     第82回河北美術展  TFUギャラリーミニモリ・宮城

     渋谷建設創業 110 周年記念展最上川。ここからはじまる山形参加   山形美術館・山形

         最上川芸術祭 2020 ENCOUNT-最上川に刻む- 土田翔展  最上川美術館・山形 

2021       美術新人賞デビュー2021 入選作品展       泰明画廊・銀座

     春立つ-大学日本画展@UNPELIII 絕対~zet-tai~ 土井沙織×土田翔 

     東北芸術xxx工科大学 卒業生二人展              UNPEL GALLERY 東京

     KUMA EXHIBITION 2021 オンライン開催 

     群馬青年ビエンナーレ2021    群馬県立近代術館・群馬

     佐藤美術館第 30 回奨学生展      佐藤美術館・東京

             第 8 回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展   豊橋市美術博物館・愛知

2022    KUMA EXHIBITION 2022        ANB TOKYO・東京

     都美セレクショングループ展2022「たえて日本画のなかりせば :東京都美術館篇」 東京都美術館・東京

     山形ビエンナーレ2022   東北芸術工科大学内・山形 

     新しいA I Z Uの美術展     会津若松市文化センター・福島

     アートアワードトーキョー丸の内2022 丸の内オアゾ1F◯◯広場・東京

     神山財団芸術支援プログラム第8回卒業成果展 A X S I Sギャラリー・東京

2023    ART NEXT STAGE presented by CVJ vol.2   大和証券グループ120クラブ常盤橋タワー・東京

             TOHOKU CALLING vol.2 土田翔    やまがたクリエイティブシティセンターQ1・山形

            アマダレ2023-土田 翔・正村公宏・松尾昌樹  画廊翠巒・群馬

主な受賞

2018   第 72 回福島県総合美術展覧会  福島県美術賞 

2019   第40期国際瀧冨士美術賞  特別賞

        第82回河北美術展  新人奨励賞

     アートアワードトーキョー丸の内 2020  小山登美夫賞 

2020    東北芸術工科大学卒業 / 修了研究・制作展   最優秀賞

2021       美術新人賞デビュー2021    入選

2022       東北芸術工科大学 卒業 / 修了研究・制作展  優秀賞 山形市買上

     第76回福島県総合美術展覧会   佳作 福島県文化スポーツ局長賞

     アートアワードトーキョー丸の内2022     後藤繁雄賞

制作意図

現場での取材によって対象の感覚的リアルを得ながら作品を制作している。日本画家・小松均の研究を下敷きに独自の絵画論を構築し、現代のスピードを身体感覚で表現する。現在生きて表現をする上で必要となるリアリティを獲得するために、絵画だけでない出力や、身体・行為が介在する表現方法、エクストリーム直写法を展開している。画材にはモルタルや建築に使用されるようなあらゆる材やペンキなどを用い、グラインダーなどの道具を使い、建築の施工に近い制作を行なっている。

時には自分自身を筆に、対象を和紙のような支持体として捉え、一筆目を描くために対象への実感を隅々まで受け止める作法を行う。 私は描くプロセスそのものを重要視する。そのため、対象のリアルを得るために体を張らなければならない。川の冷たさを描くなら自らの身体を川に浸し、自然豊かな東北の地で対象と一 体になるには、山へ入り、時には雪に埋もれながら描き、世界を確かめている。



正村公宏  MASAMURA Kimihiro 

正村公宏  MASAMURA Kimihiro 

1995   千葉県に生まれる

2021   東北芸術工科大学美術科日本画学部卒業

2023   東北芸術工科大学大学院絵画領域日本画修了

主な展覧会

2019   『最上川~ここから始まる山形~』  山形美術館・山形

     『棚倉アートフェスティバル』福島県棚倉町

2020   『KOWAII展』新井画廊・銀座

     『簡単なライフワーク』 ギャラリー・カフェ&バーULTRA・広島z

     『オルタナティブスペースhesoプレオープン展』    オルタナティブスペース「heso」山形

2021       『山月の會-春耀花影- 東北芸術工科大学日本画金子研究室展』 九段耀画廊・東京

     『BEAM展』   丸善丸の内本店4階ギャラリー・東京

2022      『Hello2022 新人歓迎展 』   SUNABAギャラリー ・大阪

     『Emerging Painter’s Show- Summer 22 -』 アーツ千代田3331myheirloom・東京 

2023        東北芸術工科大学大学院修了制作展  東北芸術工科大学            

     アマダレ2023-土田 翔・正村公宏・松尾昌樹  画廊翠巒・群馬

2021    東北芸術工科大学卒業制作展                     優秀賞

制作意図

何かを描く、作品を作り上げる、それらの行為は非常に能動的なものです。自分の琴線に触れたモノや場面、感情を元に「このような作品にしよう」と考えて手を動かし始めます。しかし、それだけでは作品の完成が予測できてしまいます。

私は作品の完成が自分の想像を超えて欲しいという願望の元、制作をしています。それは無意識下における手の動きや、感覚的なドローイングを元にした作品制作ということではありません。

日々の制作において、コンセプトに準じた手段を取るといった「縛り」を設けています。その縛りによって作品の完成形が自分の予想を超えていくと考えております。

私は、誰かがその場所に居たという不在、思い出すことのできない誰かの存在、これらを作品で表現することを試みています。それらに共通することは、人の「記憶」によって作り出されるものだということで、これが制作の根源であり、先ほど述べた「縛り」にもなっております。