2021 年画廊企画 PART 3 永井里枝 展 - Nacht -
2021年画廊企画PART3
永井里枝 展
– Nacht –
「Night」 (52°30’39.9″N, 13°26’34.5″E, c.2X21) , パネルに紙、ピグメント, 79 x 194cm, 2021
2021年3月6日[土]-14日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (火曜休廊)
在外研修助成事業:ベルリン・クンストラーハウス・ベタニエン滞在制作帰国報告展 |
今回の個展は、一昨年11月から昨年10月までの一年間、ポーラ美術財団の在外研修の助成を受けドイツ・ベルリンで制作した成果を「帰国報告展」として開催するものです。
今回、永井里枝がアーティスト・イン・レジデンスとして滞在した、ドイツ・ベルリンのクンストラーハウス・ベタニエンは、滞在型制作施設としては、世界で最も古く、世界中の若いアーティスト達が憧れ、厳しい選考倍率で有名なアーティスト・イン・レジデンス(AIR)の聖地とも言われる場所で、どのような作品の進化が得られたのか検証し、その成果を発表します。
今回はドイツも例外ではない、コロナ禍の状況の中で、ベルリンの象徴でありながらコロナ禍で閉店になっているナイトクラブを取材し描き上げ、ベタニエンでも開催し発表した作品を中心に、展示ご高覧頂きます。
画廊主 梅津宏規
[制作意図]
「心は何処にあるか」という問いを出発点に、その答えを「場所」と捉え、主として公共空間を描くことでそこに生きる人々の感情、考えを表すことを試みています。
私の目には場所やコミュニティは、目に見えないルールや権威、規範を持っていて、そこにいる人たちの考えや価値観を一致させるような圧力のような強い力を持っているように見えます。
時に生き物のようで、牢獄のようでもある場所とその圧力を、現実の姿を踏襲しつつも鮮烈な色彩と動きで再解釈します。
絵画という現実の似姿の形を取りながらも、見慣れない色彩と情動の蠢きが、鑑賞者に場所の持つ力と見た人自身の心の動きを読みほどかせることを望んでいます。
永井里枝
「Night (52°30’03.8″N, 13°26’42.9″E, c.2X20)」
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「Night (52°29’34.6″N, 13°29’28.5″E, c.2X20)」
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「Night (52°31’30.4″N, 13°22’09.6″E, c.2X20)」
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「Night/Wind(52°30’39.9″N,13°26’34.5″E,c.2X21)」
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「 「Night/Song(52°29’34.6″N,13°29’28.5″E,c.2X21)」
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