2016 年画廊企画PART8
2016年12月10日[土] ― 18日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (火曜休廊)
2008 年から始まったグループ展「overflow」は今回で第9回目となります。
このoverlow 展は、今や日本を代表する若手作家の一人となった山田純嗣が、自分たちの創造が湧きだし溢れるがごとく制作を展開し続ける作家を選択し、山田を含む3人の注目作家を選定し開催する恒例の企画展です。
今回は既にこのG展に参加経験があり、画廊翠巒でも個展を開催している阿部大介が再び加わり,そこに注目の作家・金 光男が加わり、とても魅力的な作品を発表する三人の若手作家によるグループ展になります。
阿部大介は、愛知県立芸術大学大学院を修了。様々な物体の表面を型取 りし、特殊な素材に置き換えた立体を制作することで有名な作家です。 一時期東京藝術大学で教鞭と取りながら、その静かな佇まいの中に生々 しさをはらみつつ、物質の変容を予感させる作品制作はとても注目を集 めています。 >阿部大介 |
金光男は、あの若手の現代作家の登竜門といわれる2014 年VOCA 展で 奨励賞、アートアワードトーキョー丸の内2012 フランス大使館賞及び 木幡和枝賞をタブル受賞。2012 年群馬青年ビエンナーレ 奨励賞受賞や 2014 年には金沢21 世紀美術館で個展が開催されるなど、今最も期待さ れる若手作家の一人で、次世代の版画表現に挑みます。 >金 光男 |
山田純嗣は、今や名古屋を中心とした今日のアートシーンの中で活躍を する若手リーダー的な存在となっています。平成21年度愛知県芸術文化 選奨文化新人賞をはじめ数多く受賞や一宮市三岸節子記念美術館での個展 など美術館企画の個展や山田を中心にした展覧会が開催されるなど発表の 場を広げています。 >山田純嗣 |
阿部大介 |
「Skin of tree 20」 176×120.5cm、 樹脂系エマルジョン、油性インク、紙 2016 |
「Untitled • brush」 35×25cm、油性インク、樹脂系エマルジョン、紙 2016 |
「untitled•floor tile 02」 30.5×30.5cm 油性インク、雁皮紙、紙 2016 |
金 光男 |
「row-mat」 P150(2273x1620mm) パラフィンをひいたパネル、シルクスクリーン、バーナー 2016 |
山田純嗣 |
「(16-2) 夕顔棚納涼)」 149×165cm ポリコートパネルに印画紙、樹脂、 ラメ、インタリオ・オン・フォト 2016 |
「(15-2) LOUEN CATHEDRAL (POL)」 92×60cm ポリコートパネルに印画紙、樹脂、 インタリオ・オン・フォト、パールペイント 2015 |
「(15-3) LOUEN CATHEDRAL (POL)」 92×60cm ポリコートパネルに印画紙、樹脂、 インタリオ・オン・フォト、パールペイント 2015 |
金 光男 KIM Mitsuo |
【略歴】
1987年 | 大阪生まれ |
2010年 | 京都造形芸術大学情報デザイン学科先端アートコース卒業 |
2012年 | 京都市立芸術大学大学院美術研究科版画修了 |
[主な個展]
2012年 | 「row – thickness : KIM Mitsuo works」 Gallery PARC(京都)
「金光男個展」 日仏会館(東京) |
2013年 | 「SWITCH」 AKI Gallery(台北/台湾)
「CONTROL」 eN arts(京都) 「-apart-」 LIXILギャラリー(東京) |
2014年 | APERTO 01 金光男「 White light White heat」 金沢21世紀美術館(金沢)
「Darkroom/Ghost」 eN arts(京都) 「CONFUSION」 MA2Gallery(東京) All Night HAPS 「非線型 《Passenger》」 HAPS(京都) |
[グループ展 ]
2009年 | 「めばえ」 gallery Aube(京都) |
2010年 | 京都造形芸術大学卒業制作展 学科賞
「第35回全国大学版画展」収蔵賞 町田市立国際版画美術館(東京) 「つぎのとなり」 0000gallery(京都) |
2011年 | 「第36回全国大学版画展」 町田市立国際版画美術館(東京)
「RE – PRINT」 文房堂ギャラリー(東京) 「PORTFOLIO SESSION」 Social Kitchen(京都) 「版画の断面 #3」 悠創館ギャラリー恵風(山形) 「PORTO DI STAMPA」 アートゾーン神楽岡(京都) 「第5回大学版画展受賞者展」 文房堂ギャラリー(東京) 「OUT OF THE LOOP」 @KCUA(京都) |
2012年 | 「版の時間 / Age of Prints」 女子美アートミュージアム(神奈川)
「HANARART 2012」 三輪地区今西家(奈良) 「2-19-19」 旧玄宅(大阪) 「モンブラン ヤングアーティストパトロネージュ」 モンブラン銀座店(東京) 「第11回群馬青年ビエンナーレ」奨励賞 群馬県立美術館(群馬) 「アートアワードトーキョー丸の内 2012」フランス大使館賞・木幡和枝賞 行幸地下ギャラリー(東京) 「ANTEROOM PROJECT」 HOTEL ANTEROOM(京都) 「エモーションリリース・リプリーズ」 ギャラリーアートサイト(滋賀) 「TOKYO FRONT LINE 2012」 アーツ千代田3331(東京) 「京都市立芸術大学作品展」大学院市長賞 京都市美術館/大学構内(京都) 「京都美術工芸新鋭展」朝日新聞賞 京都文化博物館(京都) |
2013年 | 「TAMA VIVANT 2013」 多摩美絵画東棟ギャラリー・パルテノン多摩(東京)
「わたしたちは粒であると同時に波のよう」 @KCUA(京都) 「BOOK Chapter 1」 MA2Gallery(東京) 「グループ展/ 榮水亜樹、金光男、奥村綱雄」 MA2Galery(東京) 「TOKYO FRONT LINE TRICK – DIMENSION」 TOLOT(東京) 「KISS THE HEART #2」 新宿伊勢丹(東京) |
2014年 | 「Beyond Memory」 MA2Gallery(東京)
「VOCA 2014」奨励賞 上野の森美術館(東京) 「What’s Next?」 ART ZONE(京都) |
2015年 | 「薮の中」 ギャルリ・オーブ(京都) |
2016年 | 平成27年度京都市芸術新人賞 |
パブリックコレクション
町田市立国際版画美術館/京都銀行/京都市立芸術大学/第一生命保険株式会社
阿部 大介 DAISUKE ABE |
【略歴】
1977 | 京都生まれ |
2002 | 京都精華大学芸術学部造形学科版画 卒業 |
2004 | 愛知県立芸術大学大学院美術研究科 修了 |
[主な個展]
2008 | 個展 AINSOPH DISPATCH(愛知) |
2009 | モノ・コトの貌(INAXギャラリー2/東京)
かたまりへ GALLERY M(愛知) |
2011 | 阿部大介 展(AIN SOPH DISPATCH/愛知) |
2012 | -剥がされるのもの・剥がすもの- 画廊翠巒(群馬) 「呼吸」 Masayoshi Suzuki Gallery(愛知) |
2014 |
蘇生するイメージ」 髙島屋大阪店6階 ギャラリーNEXT(大阪) |
2015 |
「現代美術レジデンスプログラム 皮膚感覚」 美濃加茂市民ミュージアム(岐阜) |
[主な展覧会]
2001 | PRINT Exibition 2001 同時代ギャラリー(京都)
第26回全国大学版画展・買上賞 町田市立国際版画美術館(東京) |
2002 | 本物らしい非現実 ギャラリー千(大阪)
京展・京展賞 京都市美術館(京都) NEWTRAL PACK 名古屋芸術大学内・Art&Desighn Center gallery BE&be(愛知) |
2003 | BIBLIOTECA‐ARTE同‘05 長久手中央図書館(名古屋)
「新言語vol.1」 愛知県立芸術大学内 INDWX Gallery 芽楽(愛知)・名古屋三菱ショールーム栄本店(愛知) |
2004 | 交流展 名古屋造形芸術大学内・WHITE HOLE(愛知)
日本国際交流基金50周年記念展 タイ国立美術館(バンコク) 版の思考・版の手法 愛知県美術館ギャラリー(愛知) |
2005 | 「Independent イメージと形式 2005」 愛知県美術館ギャラリー |
2006 | Indirect 長久手中央図書館(名古屋)
『CONNECT Impression on paper」 Silpakorn University(バンコク) |
2007 | 版から紙へ 直指天ギャラリー(愛知)
CAP ART FAIR 2007 CAP HOUSE(兵庫) Tokonamech’07 art&designer in(愛知) Double Realoty 愛知県美術館ギャラリー(愛知) |
2008 | INDIRECTION’08 GALLERY APA(愛知)
EXTRA NUMBER 0807 AIN SOPH DISPATCH(愛知) |
2009 | Works and Days GALLERY ALPHA(愛知)
image print project show ギャラリー早蕨(愛知) 落石計画 第2期/Scattered Seeds 残響 旧落石無線送信局跡(北海道) image print project vol.3を発行フリーペーパーの紙面での展 |
2010 | あいちアートの森-アートが開くあいちの未来- 東陽倉庫テナントビル(愛知)
アイチ・ジーン-some floating affairs- 愛知県立芸術大学芸術資料館(愛知) |
2011 | 0verflow -阿部大介・鷹野健・山田純嗣‐ 画廊翠巒(群馬) |
2014 | 蘇生するイメージ 髙島屋大阪店6階ギャラリーNEXT(大阪) |
2015 | Untitled • CB125T AIN SOPH DISPATCH(愛知)
REN-CON ART PROJECT 連茎する現代アート 名古屋市芸術創造センター) 拡がる銅版画の世界 clas(愛知) 現代美術レジデンスプログラム 皮膚感覚 阿部大介展 美濃加茂市民ミュージアム(岐阜) |
2016 | 舟底に銅をかぶせる kara-S(京都)
Sky Over Ⅲ アートラボあいち大津橋•長者町(愛知) 「日本家ファン・デ・ナゴヤ美術展2016」 名古屋市民ギャラリー矢田第1展示室(愛知) overflow2016 –阿部大介・金光男・山田純嗣– 画廊翠巒(群馬) |
2017 | 「クリエイティブリユースでアート!」 調布市文化会館たづくり階展示室(東京) 「cross references 協働のためのケーススタディ」 アートラボはしもと(神奈川) |
2018 | VOCA展2018 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館(東京) |
[受賞]
2002 「京展 京展賞受賞」 京都市美術館(京都)
2016 「芸術創造賞受賞」 名古屋市文化振興事業団(愛知)
[パブリックコレクション]
愛知県立芸術大学芸術資料館・町田市国際版画美術館・SILPAKORN UNIVERSITY(バンコク)