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2023年画廊企画PART9永井里枝 展 -Burning Blue-

2023年画廊企画PART9

永井里枝 展

– Burning Blue –

 


 

「Burning Blue」 紙、ピグメント, F130 2023

 

2023114[]12[]

 

Am10:30 ―PM7:00 (7日火曜休廊,最終日17:00)

    

今回の個展は、前回の「帰国報告展」や昨年7 月~9月に開催されたドイツ・ベルリンでの展覧会やドイツ滞在で得た様々な交流や情報によって触発された新たな展開を試みています。
昨年末には国立新美術館で開催のシェル美術展改め出光アートアワードに招待出品本年3月には銀座のポーラ美術館アネックスでの企画展のメンバーに選抜されるなど、今後の活躍が期待されています。
今回は、遊園地をテーマに作品制作を行い、ポーラ美術館アネックで発表した大作やその後のテーマ「遊園地」を題材に描かれた新作を発表致します。

画廊主 梅津宏規

 
 

[制作意図]
「場所」とは単なる物理的空間ではありません。歳月を経て積み重ねられてきた人々の触れ合い、葛藤、慈しみ等の情動体験と結び付いています。本展ではそれらの強い感情と世代を超えた体験を堆積する「遊園地」の取材に基づく作品を発表します。
その場所で私達は空を飛ぶ事ができます。おもちゃの飛行機に乗っている時、私達の意識は鳥のように風に溶けています。馬のように疾走できます。人造の遊具は私たちの知覚を拡張させ、心身とその外側との境目を溶かします。
それは主体と客体の境目とも換言できます。ダナ・ハラウェイ(1944-)は「機械と生物の混合体(=サイボーグ)としての人間」という人間観の提示のもと、主体と客体の溶融する現代について論じました。私が本展で提示するのは、遊園地で鳥のように舞い、高らかにいななく、何世代にもわたるサイボーグとしての人間像です。
物質としての顔料、色彩と図像を交わらせながら、躍動し揺れ動く心の動きを燃えるような青色の中に表現します。

永井里枝

 

 

「Blueprint」
1,940×3,909mm
綿布、ピグメント、箔 2023

 

「Burning Bright Red 」
F10
紙、ピグメント、箔 2023

 

「Burning Sky Blue 」
F 6
紙、ピグメント 、箔 2023

 

「Burning Purple 」
F4
紙、ピグメント 、箔 2023

 

「Burning Yellow Green 」
F3
紙、ピグメント、箔 2023

 

 

永井里枝 –Nagai Rie

DM

 

 

尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます

https://ameblo.jp/suirancom/



アートスクール2023年11月.12月予定表



2023年画廊企画PART9 藤原泰佑展―因縁生起―

 

 

2023年画廊企画PART9

藤原泰佑  展

  ― 因縁生起 ―
 

 

「高崎達磨」パネル、和紙、アクリル、顔料、箔 S 6 2023

 

2023 年 10月14日[土]―22日[日]

 

 

10:30 ―19 :00 (17日火曜休廊:最終日17:00 迄)

 

 

地図でしか見たことのない初めての土地へ向かうと、頭の中で想像していた風景と随分違うことが多い。その違和感は目覚めて直ぐの夢の様に消えてしまい、後には現実の風景だけが取り残される。実在の建物や看板、土地固有のモチーフを元に街を描くことは、地図上で思い描いた街の姿を現実へと手繰り寄せる行為に近いのかもしれない。そして現実の景色を歪ませながら形作られた諸要素の重なりが、また他の誰かの過去に埋もれた記憶の風景を刺激するものであってほしいと思う。
本展のテーマは、因縁生起。身近にある工芸品や民芸品、郷土玩具は土地の風土や文化から生まれ、その伝統は人々の記憶や技術によって現代まで受け継がれています。
外に出ると目に付く道沿いの石碑や道祖神。それらは宅地化や区画整理などによって移動され、紛失の危機にさらされながらも、その多くは今でも地元の方によって大切に守られています。遠くを見渡すとより高く、より目立つようにそびえ立つ看板や広告が列を並べ、新しくできた飲食店は気づかぬうちにドラッグストアに、そしてガソリンスタンドへ取って代わられます。同時に、何十年経っても変わらず「塩」のホーロー看板を掲げたタバコ屋は街の象徴的な風景の一部となります。「街は生きている」とは良く言われる比喩ですが、土地、文化、人、経済、あらゆる力学によって織り交ぜながら形作られる街の姿は因縁によって結ばれ、解け、生滅を繰り返す大きな生物のようです。
常に移り変わるこの生物の全体像を捉える難解さを実感しながら、時には内に入り、また時には外から俯瞰しつつ、その生物の一瞬を捉えることを考え、日々制作をしています。

藤原泰佑

 

 

「豪徳寺招猫図」
パネル、和紙、アクリル、顔料、箔
S3
2023

 

「因縁生起絵」
パネル、和紙、アクリル、顔料、箔
F120
2023

 

「分福茶釜図」
パネル、和紙、アクリル、顔料、箔
円形4 号 2 023

 

「貫前神社」
陶器、和紙、アクリル、顔料、箔
M12 2023

 

藤原泰佑PF

 
 
 
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アートスクール2023年10月.11月予定表



2023年画廊企画PART8井田昌明 展- 旅する魚 -

2023年画廊企画PART8

井田昌明 展

-旅する魚-

 

 

「新しい時間」 P20 和紙、顔料、金箔、銀箔 2023

 
 

2023年9月9日[土]-9月17日[日]

 

 

Am10:30 ―PM7 :00 (12日火曜休廊:最終日pm5:00 迄)

 

 

当画廊で隔年開催する、前橋市出身で現在同市にアトリエを構える日本美術院・院友の日本画家、井田昌明氏の2年ぶりの個展をご案内します。
日本古来の伝統色を使い、更に日本の伝承される伝統的な技法と古来より絵画も世界に度々
登場する日本的な龍と魚をモチーフとして、今日的な表現の中に夢や希望、人間愛にユーモアを交えて、井田昌明のあらたな世界を創出しています。
今回は「旅する魚」をテーマに、井田昌明世界に以前から登場する飛行船などのメカニックでファンタジーな創造の世界を描いています。
全て新作による作品約20点を展示ご高覧頂く予定です。

画廊主 梅津宏規

 

<旅する魚>

 
龍になれなかった魚たちは旅に出た 龍になった魚の住む世界はどんなところか見たかったから
でも簡単にはたどり着けなかった
疲れ果て諦めかけた頃、彩雲とともに龍が現れた 懐かしい香りがする
その龍は、あの川で一緒に暮らしていた仲間の魚だった やっと同じ世界に着いたのだ
気付くと自分たちの姿もすっかり変わっていた
そして前よりもずっと居心地が良さそうなこの場所は 過去と未来の間にあるもう一つの世界にあった

 
井田昌明

 
 

「オーパーツを探しに行く」
26.5X53cm 和紙、顔料  2023

 

 

「溢れる愛」
F6 和紙、顔料、金泥  2023

 

 

「龍と魚」
F6 和紙、顔料、金泥  2023

 

 

「おいしい雲」
F4 和紙、顔料  2023

 

  
尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます>
https://ameblo.jp/suirancom/
 

DM.pdf

 

 

井田昌明    IDA Masaaki