2025年8月23日 0:00 - CATEGORY:
画廊翠巒
2025年画廊企画PART8
藤原泰佑 展
― 都市の彼岸 ―

「洛中洛外図 左隻」940×1980mm パネル、和紙、アクリル、顔料、箔 2025
2025 年 9月13日[土]―21日[日]
10:30 ―19 :00 (16日火曜休廊:最終日17:00 迄)
都市の彼岸
実在する街を記憶する私たちは、実在しないものとの距離を、どれだけ近づけることができるでしょうか。存在するものとしないものの間にはどれほどの隔たりがあるのでしょうか。
洛中洛外図屏風が描き出した、俯瞰の視点による都市の全体像は、人々の営みを網羅的に可視化することで、私たちが生きている世界がどれほど多様で複雑であるかを視覚的に伝えることを可能にしました。そこに宿る共感や共時性には、土地とのつながりや、そこに暮らす人々に対するある種の実感がありました。
今、あらゆる情報が個々に結びつくことができる社会において、かつて可視化されていた多様で複雑な街の全体像は、その輪郭を失い、結ばれているようで断絶しているような、不確かさの中を私たちは生きています。個々人によって多層化された空間と時間が併存する現在において、洛中洛外図屏風が試みてきた網羅的な表象は、主体のあり方が変容しつつある世界の分水嶺に対し、現実を模倣する装置として何を保持し、何を委ねることができるのでしょうか。
これまで自身の行なってきたプロセスを手掛かりにしながら、その境界にある輪郭を捉えるべく制作を続けています。
藤原泰佑
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「洛中洛外図 右隻」
パネル、和紙、アクリル、顔料、箔
940×1980mm 2025
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「吉岡町絵図」
パネル、和紙、アクリル、顔料、箔
400X1200mm 2025
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「豊岡招猫図」
パネル、和紙、アクリル、顔料、箔
S4 2025
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「Between 1」
パネル、和紙、アクリル
727X1999mm 2025
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「Between 3+ the Simulations」
パネル、和紙、アクリル、顔料、箔
フォトポリマー、アクリル、箔
S4 + 125X120X120mm 2025
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藤原泰佑PF
尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます
>https://ameblo.jp/suirancom/
PDF>DM
2025年8月1日 15:33 - CATEGORY:
アートスクールよりお知らせ, 予定表
2025年7月11日 22:40 - CATEGORY:
画廊翠巒
2025年画廊企画PART7
小林 由 展
— My Saturday Night Fever —

「cypher 1」280×260×45mm キャンバス、油彩、ミシン糸 2025
2025年7月13日[土]-20 日[日]
Am10:30 ―PM7:00 (15日火曜休廊,最終日17:00)
茨城県出身で、現在は神奈川県在住の造形作家・小林 由(こばやし ゆい)の当画廊では初め
ての個展を開催します。
小林は昨年東北芸術工科大学大学院を修了したばかりの新進の作家ですが、その圧倒的な作品のパワーとその才能あふれる作品群に、在学中から数々のコンクール等で受賞し、美術関係者から大きな期待を寄せられてきた若き美術家です。今回の個展では「My Saturday Night Fever」と
題して、油彩と縫製による重層的な油絵作品をご高覧きます。
小林の作品は、ダンスを踊る時に自身が感じる音楽の世界に入り込んだかのような没入感と、リズムや動きを大切にして躍動感や臨場感のある表現を追求しています。絵画制作は HIPHOP のサンプリングから着想を得ていて、幼少期、ストリートダンスを始めたことをきっかけに、ストリートカルチャーのファッション、音楽のジャケット、ミュージックビデオなどを見て育ち、このようなバックグラウンドから培われた美的感性や身体感覚が彼女の作品を形成しているようです。
今回の作品は、ディスコブームを巻き起こした 70 年代ダンス映画“Saturday Night Fever」”をサンプリングした新作中心に過去作も交え、絵の中にディスコのリズムや光を封じ込めた作品です。
またかつてピカソなどのキュービストがコラージュという手法を編み出し、新聞記事や写真などの切り抜きなどを画面に貼り付けることで 2 次元における異空間を作品内に作り出したように、小林由は自ら一度油彩で描いた画面を任意に裁断し、そのキャンバス生地を縫い合わせ画面を再構築し、様々な異形の画面を創り出していきます。
単に四角い木枠に張り込まれただけではなく、キャンバスが折り重なったり木枠のサイズに納まりきることなく、張り込まれることなく表現されたりするのです。
本展では、50 号大変形から小品まで、22 点ほど展示ご高覧頂きます。。
画廊主 梅津宏規
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「Night Fever」
キャンバス、油彩、ミシン糸
1205X780X45mm 2025
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「「Stayin’ Alive」
キャンバス、油彩、ミシン糸
515X505X45mm 2025
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「cruch」
キャンバス、油彩、ミシン糸
700X820X50mm 2025
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DM
尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます
>https://ameblo.jp/suirancom/
2025年7月11日 22:32 - CATEGORY:
画廊・作者
小林 由 KOBAYASHI Yui
1999 茨城県生まれ
2022 東北芸術工科大学美術科洋画コース卒業
2024 東北芸術工科大学大学院絵画研究領域修了
主な展覧会
2022 「perché」東北芸術工科大学選抜展 銀座スルガ台画廊・東京
「ART IS…」 WHAT CAFE × WHYNOT. TOKYO EXHIBITION・東京
「第9回未来展」美術大学学生支援プログラム 日動画廊・東京
2023 「AaP2023 Towards The Future」 ロイドワークスギャラリー・東京
『VEQUM』POP UP STORE 渋谷PARCO/心斎橋PARCO
2024 「土着とストリート」GR19 大桑村歴史民俗資料館・長野
TOHOKU⇆TOKYO ART展 Vol.1」 LOVUS gallery・東京
「CONTRAST 小林由/船越友理奈 二人展」 GALLERY A8T・宮城
「CAF賞2024」現代芸術振興財団 代官山ヒルサイドフォーラム・東京
2025 「解/構/改/跡 ii」 THE blank GALLERY・東京
「由~ゆう~」音楽イベント&作品展 Atelier Gallery由季野・宮城
小林 由 展 - My Saturday Night Fever- 画廊翠巒・群馬
主な受賞歴
2021 「第42期国際瀧冨士美術賞」公益法人日本交通文化協会 優秀賞
2022 東北芸術工科大学美術科洋画コース卒業制作 優秀賞
2023 東北芸術工科大学大学院新田芸術奨学金 奨学生
日本文化藝術財団奨学金制度 23年度奨学生
2024 「CAF賞2024」 入選
主なメディア
2024 『Cuun』/「CONTRAST小林由/船越友理奈 二人展」のインタビュー記事掲載(4月号)
制作意図
ダンスを踊る時に自身が感じる、音楽の世界に入り込んだかのような没入感と、リズムや動きを大切にして躍動感や臨場感のある表現を追求しています。絵画制作はHIPHOPのサンプリングから着想を得ています。幼少期、ストリートダンスを始めたことをきっかけに、ストリートカルチャーのファッション、音楽のジャケット、ミュージックビデオなどを見て育ちました。このようなバックグラウンドから培われた美的感性や身体感覚が今の私の作品を形成しているように感じます。ダンサーが踊るように、MCがラップをするように、私は作品を生み出したいと思い制作をしています。
2025年7月10日 9:24 - CATEGORY:
アートスクールよりお知らせ