2025年6月6日 22:31 - CATEGORY:
画廊翠巒
2025年画廊企画PART6
木村真由美 展
- タモトオルケシキ-

「カラ 20170909dOR」シルクスクリーン・鉄粉・和紙 73×117m 2024作
2025年6月7日[土]-15日[日]
Am10:30 ―PM7:00 (10日火曜休廊,最終日17:00)
群馬県前橋市出身で、現在も武蔵野美術大学の通信教育担当で指導を務める版画家・木村真由美の2年ぶり9回目の新作による個展を開催します。
本年7月から、現在アトリエと自宅を構える東京から、生まれ故郷の前橋に完全移住することになり、その前月でのご報告も兼ねた個展となります。
これまで、アーツ前橋で開催された「前橋の美術」や「群馬版画協会展」なども度々作品が展示され、ご紹介されてきましたが、Tシャツや複数の看板制作などにも使用される技法、シルクスクリーンと言われる孔版画の技術を使用しながら、根気よく幾度となく沢山の色で摺り重ねられ、部分的に鉱砂をちりばめたことによって出来る盛り上がった画面は、およそシルクスクリーンとは思えない、とても微妙なニュアンスとマチエールを生み出す独自の技法を編み出し、奥行きと透明感のある独特の色彩を放つ独自の作風を創り上げました。
これまで、空をモチーフに多くの作品制作をしてきた作家ですが、最近は空だけではなく地上の風景も描いているそうです。それぞれ作家本人が目にした日常の風景がモチーフです。あまりにもありきたりの、言われてみれば“あ~なるほど!”の風景がひろがり、和紙に何度も刷り込んだインクと砂鉄によって現れる風景を通して、木村真由美の視点から観る、何気ない日常の中にある美しさの本質が、語り掛けてくるようです。
画廊主 梅津宏規
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「カラ 20180104gT」
シルクスクリーン・和紙・鉄粉
606.6×91cm 2024
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「カラ20160801dw」
シルクスクリーン・和紙・鉄粉・パネル
91×60.6cm 2024
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「カラ20170824#2」
シルクスクリーン・和紙
22×16cm 2024
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「カラ20171016(highway K)#2」
シルクスクリーン・和紙
16×22cm 2024
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「カラ 20171005」
シルクスクリーン・鉄粉・和紙
23×23cm 2024
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DM
尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます
>https://ameblo.jp/suirancom/
2025年6月1日 10:20 - CATEGORY:
アートスクールよりお知らせ, 予定表
2025年5月17日 0:33 - CATEGORY:
未分類, 画廊翠巒
2025年画廊企画PART5
アマダレ2025
鈴木藤成・栗原巳侑・高橋侑子

2025年5月17日[土] ― 25日[日]
AM10:30-PM7:00(20日火曜休廊・最終日pm5:00)
本年で 11 年、11 回目となる「アマダレ展」を開催致します。
アマダレ展は、東北芸術工科大学芸術学部長、日本画領域教授である長沢明氏が、この画廊翠巒で個展を開催したご縁から実現した、当画廊と長沢明氏による、東北芸術工科大学大学院を修了し、今後の制作に期待を寄せる若手作家の選抜によるグループ展「若手作家育成事業としての東北芸術工科大学とのコラボ企画展です。
そして今回の第 11 回展より、大学院編成が改定され、これまでの日本画、洋画、版画とそれぞれの領域から絵画領域として統合されたことを踏まえ、絵画全般ということになり、今年は絵画領域大学院修士を昨年度修了した作家 3 人として推薦されました。
鈴木藤成は、学生選抜展や山形ビエンナーレで頭角を現し、栗原巳侑は、前橋生まれ福島育ちで、第13回西会津国際芸術村公募展青少年の部大賞山形市買上げ賞、ブレイク前夜賞 Q1 賞を受賞、高橋侑子は、若手アーティストの登竜門と言われる Idemitsu Art Award 2023 グランプリや昭和会展で昭和会賞を受賞するなど現在時の人として大活躍をしています。
画廊主・梅津宏規
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「アマダレ」 グループ展主旨
芸術の世界は必ずしも結果を伴うものではないが、たとえ結果がどうであれ、描き続けていくだろう彼等。一つの方向を向き描き続ける作業は、雨だれが石を穿つ様と重な、ときには「描くべき意味」を飛び越えていく。描くことが思考を超えた時にしか、見せることができない世界がある。私は芸術のフィールドに、そんなプレイヤーに立ってもらいたい。
またアマダレは「!」の別名であることから、彼らが自分の世界を求める中で見つけた「!」を、僕らにも見せる機会になってほしい。
長沢明
鈴木藤成 SUZUKI Tôsei CV
絵画において私は、日常の中にありふれた素材、特にブルーシートのような工業製品に関心を寄せている。
それらは生活の一部としてあまりに自明であり、意識されることは少ない。
私はそうした素材に潜む関係性を、日本画材(和紙や胡粉、岩絵具など)を用いて描くことで、物質と視覚のあいだにある「違和感」や「問い」を立ち上げたいと考えている。描くことは写すことではなく、素材と向き合い、そこにある気配や温度を探る行為である。日々の制作では、ものの表層だけでなく、その背後にある「見えない風景」をすくい取ることを心がけている。
栗原巳侑 KURIHAEA Miu CV
人類の普遍的課題である死を見つめ、それと向き合い受容する人間のあり方を主題に制作。
現在は土地が人の声や行動を記録し、それを再現する「ストーンテープ理論」(地縛霊を説明する上での理論のひとつ)を基軸に、土や砂鉄を用いた表現を展開している。
高橋侑子 TAKAHASHI Yuriko CV
日常の風景、身近なもの、こと、友人などをモチーフにドローイングを行い、それらを基に絵画制作をしています。鮮度を大切にしています。いつでも新鮮な気持ちで画面に向かえるよう、絵に描く対象が偏らないよう気を付けていますし、その為にできる限りいろいろな場所に出かけるようにしています。実際キャンバスに向かう際には、色の鮮度を失わないよう手数を増やすのではなく、減らす努力をしています。いい絵を描くために日々コンディションを整えています。一生懸命夢中になって描きすぎても鮮度は失われるので、ちょうどいい距離感を保つことが最大のポイントであり自身の課題です。
鈴木藤成
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「Japanese Blue −私」
1620X1120mm(P100)
1620X1120mm(P100) 2024
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「黄色いブルーシート」
530X455mm(F10)
和紙、水干絵具、胡粉、膠 2025
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栗原巳侑
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「Three windows」
410×530mm(P10)
木製パネルにアクリルメディウム、砂鉄、土(旧吉池医院)
2025
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「washbasin」
530×410mm(P10)
木製パネルにアクリルメディウム、砂鉄、土(旧吉池医院)
2025
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高橋侑子
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「窓」
1,620×1,303mm(F100)
キャンバスに油彩 2024
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「呼び声」
727×910mm(F30)
キャンバスに油彩 2024
2023
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アマダレ 2025 鈴木藤成・栗原巳侑・高橋侑子 DM-PDF
尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます
>https://ameblo.jp/suirancom/
2025年5月16日 21:46 - CATEGORY:
画廊・作者
髙橋侑子 TAKAHASHI Yuriko
1998 北海道札幌市生まれ
2023 東北芸術工科大学美術科洋画コース卒業
2025 東北芸術工科大学大学院絵画研究領域修士課程修了
主な展覧会
2023 「ニュー・ドライブ・マウンテン」 最上川美術館/真下慶治記念館・山形
「perché」 スルガ台画廊・銀座
「HATCHING」 GALLERY A8T・仙台2
「第10回記念未来展」 日動画廊・銀座
「DOUBLE ANNUAL 2023 反応微熱-これからを生きるちから-」 国立新美術館・六本木
「Idemitsu Art Award 2023」 国立新美術館・六本木
2024 「TOHOKU⇄TOKYO ART展 vol.1」 LOVUS Gallery・東京
「第12回500m美術館賞」 500m美術館・札幌
2025 「第60回記念 昭和会展」 日動画廊・銀座
「アマダレ2025 鈴木藤成・栗原巳侑・高橋侑子」 画廊翠巒・群馬
主な受賞
2023 「Idemitsu Art Award 2023」 グランプリ
「第10回記念未来展」 準グランプリ
東北芸術工科大学卒業制作 洋画コース 最優秀賞
2024 「第12回500m美術館賞」 準グランプリ
2025 「第60回記念 昭和会展」 昭和会賞
日常の風景、身近なもの、こと、友人などをモチーフにドローイングを行い、それらを基に絵画制作をしています。鮮度を大切にしています。いつでも新鮮な気持ちで画面に向かえるよう、絵に描く対象が偏らないよう気を付けていますし、その為にできる限りいろいろな場所に出かけるようにしています。実際キャンバスに向かう際には、色の鮮度を失わないよう手数を増やすのではなく、減らす努力をしています。いい絵を描くために日々コンディションを整えています。一生懸命夢中になって描きすぎても鮮度は失われるので、ちょうどいい距離感を保つことが最大のポイントであり自身の課題です。
2025年5月16日 18:46 - CATEGORY:
画廊・作者
鈴木藤成 Suzuki Tosei
2001 山形県米沢市生まれ
2023 東北芸術工科大学 芸術学部美術科日本画コース卒業
2025 東北芸術工科大学大学院修士課程複合芸術研究領域修了
主な展覧会
2022 T.I.P at OF HOTEL | OF HOTEL LOCAL SESSION Vol.002 OF HOTEL・宮城
T.I.P RESPONSE STUDIO CORE’LA・山形
2023 東北芸術工科大学大学院修了展[東京選抜展] 東京都美術館・上野
「DOUBLE ANNUALE 2023 学生選抜展~反応微熱 これからを生きる力 ~」 国立新美術館・六本木
「タイムトリップ・アンド・ミックス」 福島県白河神社周辺
2024 山形ビエンナーレ2024 in 蔵王 東北芸術工科大学・山形
「Coincidence Magic Square 奇遇の魔方陣」鈴木藤成・栗原巳侑・和田竜汰
THE LOCAL TUAD ART GALLERY[1-G]・山形
2025 DOUBLE ANNUAL2025「アニュラスのじゃぶじゃぶ池/omnium-gatherum」国立新美術館・六本木
「アマダレ2025 鈴木藤成・栗原巳侑・高橋侑子」 画廊翠巒・群馬
絵画において私は、日常の中にありふれた素材、特にブルーシートのような工業製品に関心を寄せている。それらは生活の一部としてあまりに自明であり、意識されることは少ない。
私はそうした素材に潜む関係性を、日本画材(和紙や胡粉、岩絵具など)を用いて描くことで、物質と視覚のあいだにある「違和感」や「問い」を立ち上げたいと考えている。描くことは写すことではなく、素材と向き合い、そこにある気配や温度を探る行為である。日々の制作では、ものの表層だけでなく、その背後にある「見えない風景」をすくい取ることを心がけている。