2015 画廊翠巒
-2015年企画展-
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2015 年画廊企画PART8
2015年12月5日[土] ― 20日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (火曜休廊)
2008 年から始まったグループ展「overflow」今回で第8回目となります。
このoverlow 展は、今や日本を代表する若手作家の一人となった山田純嗣が、自分たちの創造が湧きだし溢れるがごとく制作を展開し続ける作家を選択し、山田を含む3人の注目作家を選定し開催する恒例の企画展です。
今回は,小野耕石,文谷有佳里の二人が加わり 今、最も活躍をする代表的な三人の若手作家によるグループ展になります。
小野耕石は東京芸大大学院を修了、あの若手の現代作家の登竜門といわれる本年初頭に開催された2015 年VOCA 展の最高賞、VOCA 賞の受賞者。 シルクスリーンによる技法を駆使し、画面を立体化させ平面と立面の視覚 的進化を展開するその表現で近年多方面でのグランプリ、大賞受賞を獲得 しています。 >小野耕石 |
文谷有佳里は、愛知県立芸術大学音楽学部卒業後、東京藝術大学大学院美術学部先端表現に進学修了する異色の作家。音楽学と芸術学との相関関係をテーマに制作を続け、群馬青年ビエンナーレ他様々な公的展覧会で活躍をし、その表現方法に独自性と新たな表現の方向性を期待されています。 >文谷有佳里 |
山田純嗣は、今や名古屋を中心とした今日のアートシーンの中で活躍をする若手リーダー的な存在となっています。平成21年度愛知県芸術文化選奨文化新人賞をはじめ数多く受賞や一宮市三岸節子記念美術館での個展など美術館企画の個展や山田を中心にした展覧会が開催されるなど発表の場を広げています。 >山田純嗣 |
三人の作品に共通しているのは、全体性と局部性。全体として現れるビジュアル的な作品の他に、局部に詳細に描かれる、または実像する小さな別の世界がそこに表現され、まるで象徴的な社会という表層とは
別にある個人の家族や個人と言った生活の実態との関係によく似ている世界がそこにあることだと思います。
三人それぞれ独自の表現を生み出しつつ、時代超越し思考を反映する世界をご高覧下さい。
画廊主 梅津宏規
小野耕石 |
「Hundred Layers of Colors.084」 50 X60cm 油性インク、紙、アルミ 2014 |
文谷有佳里 |
「なにもない風景を眺める」 79×111cm、紙、インク 2011 |
「なにもない風景を眺める」 60×60cm 紙、インク 2012 |
「なにもない風景を眺める 2012.8-2015」 60.0×60.0cm 紙、インク 2015 |
山田純嗣 |
「(15-15) FLAGELLATION OF CHRIST」 58.4×81.5cm 紙、鉛筆 2015 |
(15-20) PUBERTY 40×29cm 紙、鉛筆 2015 |
2015年画廊企画PART7
「うつくしいそら:くre」 シルクスクリーン・和紙・鉄粉 60.6X91cm2点組 2015
2015年9月12日[土] ― 20日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (火曜休廊)
インターネット上で見つけた写真を元に、ある場所の空を描いています。その場所を忘れかけていたので忘れたくなくて選んだのですが、もしかしたら本当はその場所を忘れたかったからなのかもしれません。 忘れるから形にして残しておかなければならないという焦りもありました。そして忘れる前提での制作の中で模索していくうちに、身体がその形を覚えていくのでした。記録の媒体である写真というフィルターと個人の身体の記憶というフィルターを通して漉された(更にはシルクスクリーンの紗というフィルターでも漉された)風景には一体何が残るのでしょうか。
木村真由美
「うつくしいそら:ふ2」 シルクスクリーン・和紙・鉄粉 60.6×91cm2点組 2015 |
「うつくしいそら:ま’’」 シルクスクリーン・和紙 60×60cm 2015 |
「うつくしいそら:た2」 シルクスクリーン・和紙 60×60cm 2015 |
「うつくしいそら:と‘’‘’」 シルクスクリーン・和紙 60×60cm 2015 |
「うつくしいそら:く2」 シルクスクリーン・和紙・鉄粉 22×22cm 2015 |
2015年画廊企画PART6
- 玄 景 -
「星空の旅」 パネルに麻紙、岩絵具、墨、胡粉 100X100cm 2015
2015年8月22日[土] ― 30日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (火曜休廊)
もうかれこれ15年くらいになるだろうか? 初めて当画廊で個展をすることをお誘いしてから・・・
その間、ずっと“いや~、まだまだ・・・”ずっと院展での作品発表と重要文化財や国宝の模写をひたすら続け 首を縦に振ることもなく・・・。 そして、この度 やっと発表することに。待ちに待った、画家・井田昌明が何かを語りはじめます。
今回の個展タイトル「玄景」は「黒い世界、玄人が到達する、空間、時間を超越し、天地万象の根源となる景色」という意味の造語とし、この個展のタイトルを「玄景」とさせて頂きました。井田昌明初個展、どうぞご来場下さいますようご案内申し上げます。
画廊主 梅津宏規
「地を這う月」 116.7X350cm パネルに麻紙、岩絵具、墨、白土 2015 |
「クロノグラフ」 116.7X337cm パネルに麻紙、岩絵具、墨、胡粉 2012 |
「ほしのすがた」 116.6X220cm パネルに麻紙、岩絵具、墨、胡粉 2015 |
「夕刻Ⅱ」 26.5X53cm パネルに麻紙、岩絵具、墨、胡粉 2015 |
「夕刻Ⅰ」 26.5X53cm パネルに麻紙、岩絵具、墨、胡粉、他 2015 |
「水の庭」 26.5X53cm パネルに麻紙、岩絵具、墨、胡粉 2015 |
2015年画廊企画PART5
- 超瞰図-
『上野国』1167×727mm パネルにアクリル、コラージュ、箔、顔料 2015
2015年7月11日[土] ― 19日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (火曜休廊)
東北の大震災以降、その画風と描かれるそのリアリティー故か、今最も注目を浴びる若手画家として、シェル美術賞展を始め数々の美術賞を受賞しつづける、地元前橋出身で、今 中央画壇で最も勢いのある若手作家の一人であり、予校時代 ここ「すいらんアートゼミナ―ル」で学んだ一人でもある、藤原泰佑の地元での初個展を開催致します。
山形芸術工科大学大学院修了後、現在も山形にアトリエと住居を構え、独特の画風を確立してきました。その作風は、現代鳥瞰図ともいうべき今日話題となっているドローンから見たかのような風景を、全国の様々な地方を巡り取材し、記録しそれを元に描かれます。
そのカラフルな風景は、現実の風景を多層的に取り込み、土地の風土、記憶を手掛かりに、実在の建物を通して映し出されます。
現代の地方の姿がまさに露呈され、様々な人々の心の原風景が炙り出され、鑑賞者それぞれの思いを顕在化するのかもしれません。
街の集積を鳥瞰の視点で描いた新作を中心に15点を展示致します。是非ともごゆっくりご高覧下さい。
画廊主 梅津宏規
『豊芦原瑞穂国』196.0×92.0 cm 油彩、コラージュ、顔料、箔、パネル 2015 |
『Groucho Earth』91.0×91.0 cm アクリル、コラージュ、顔料、パネル 2015 |
「亀趺観図」333×242mm アクリル、コラージュ、箔、パネル 2015 |
「国津神之里」530×410mm アクリル、コラージュ、パネル 2015 |
「229410」452×200mm 油彩、アクリル、コラージュ、パネル 2015 |