– —依代(よりしろ)の国ー ⊸

前橋市街図 1895×425mm アクリル、顔料、箔、コラージュ、パネル 2016
2016年7月17日[土] ― 25日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (火曜休廊)
昨年に引き続き、藤原泰佑展を開催します。
今最も注目される若手画家の一人として、本年美術雑誌「美術の窓」6 月号では「次に来るのは誰だ!新人大図鑑2016」特集号の表紙を飾るなど、ますます勢いのます地元前橋出身の画家の地元第2回目の個展を開催致します。
現在の東北芸術工科大学大学院修了後、現在も山形にアトリエを構え制作をしています。
作風は、現代鳥瞰図ともいうべき、上空から見た景色と雲型が画面に登場する新旧混在した風景作品
を、全国の様々な地方を巡り取材し、記録し、それがベースとなったあらたな藤原の風景が描かれていきます。
そのカラフルな風景は、現実の風景を多層的に取り込み、土地の風土、記憶を手掛かりに、実在の建物を通して映し出されます。現代の地方の姿がまさに露呈され、様々な人々の心の原風景が炙り出
され、鑑賞者それぞれの思いを顕在化するのかもしれません。
街の集積を鳥瞰の視点で描いた新作を中心に15 点を展示致します。是非ともごゆっくりご高覧下さい。
画廊主・梅津宏規
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2015『依代之国』 |
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『国津神之国』 |
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『陸奥木蔦橋之図』 |
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奥内陸盆地之図」 |
2016年画廊企画PART5
– テンペスト ⊸

「蛹化光」シルクスクリーン、パネル、145.5X112cm ed.3 2016年作
2016年7月9日[土] ― 17日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (火曜休廊)
展覧会タイトル「テンペスト」は、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲「テンペスト-嵐」を由来とするところをタイトルとしていますが、東日本大震災を切っ掛けに『人と社会との仕組みや様々な関係性などに興味が移行し、生と死の深層にまで思いを深めるようになった』という作品は、デザイン的で構成的な軽やかな作風から、以前とは異なるもっと人間的な情緒を感じる即興的な描写に、元来備わる卓越したセンスに裏付けされた抒情的な作風へ変化しつつあります。
東京造形美術大学や東北芸術大学で指導をする広沢仁による2年ぶり4回目となる個展を開催します。
近年、積極的に制作に取り入れているシルクスクリーンによる金泥や銀泥の下地をベースにした半具象の作品や、広沢氏独自の手法、シルクスクリーンによる蜜蝋下地ベースの作品を中心に含め約30点の作品を展示ご高覧頂きます。
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「コンロン」 |
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「不死鳥」 |
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「テンペスト(moth)」 |
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「テンペスト(24)」 |
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「虚船」 |