2023年9月8日 21:56 - CATEGORY:
画廊翠巒
2023年画廊企画PART8
井田昌明 展
-旅する魚-
「新しい時間」 P20 和紙、顔料、金箔、銀箔 2023
2023年9月9日[土]-9月17日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (12日火曜休廊:最終日pm5:00 迄)
当画廊で隔年開催する、前橋市出身で現在同市にアトリエを構える日本美術院・院友の日本画家、井田昌明氏の2年ぶりの個展をご案内します。
日本古来の伝統色を使い、更に日本の伝承される伝統的な技法と古来より絵画も世界に度々
登場する日本的な龍と魚をモチーフとして、今日的な表現の中に夢や希望、人間愛にユーモアを交えて、井田昌明のあらたな世界を創出しています。
今回は「旅する魚」をテーマに、井田昌明世界に以前から登場する飛行船などのメカニックでファンタジーな創造の世界を描いています。
全て新作による作品約20点を展示ご高覧頂く予定です。
画廊主 梅津宏規
<旅する魚>
龍になれなかった魚たちは旅に出た 龍になった魚の住む世界はどんなところか見たかったから
でも簡単にはたどり着けなかった
疲れ果て諦めかけた頃、彩雲とともに龍が現れた 懐かしい香りがする
その龍は、あの川で一緒に暮らしていた仲間の魚だった やっと同じ世界に着いたのだ
気付くと自分たちの姿もすっかり変わっていた
そして前よりもずっと居心地が良さそうなこの場所は 過去と未来の間にあるもう一つの世界にあった
井田昌明
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「オーパーツを探しに行く」
26.5X53cm 和紙、顔料 2023
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尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます>
https://ameblo.jp/suirancom/
DM.pdf
井田昌明 IDA Masaaki
2023年8月18日 20:13 - CATEGORY:
画廊翠巒
2023年画廊企画PART7
河内 世紀一 展
— to the harmony —
「交感―t o the harmony 」1, 810 X6,552 mm 紙、色鉛筆、墨、その他 2023 年作
80歳からの挑戦Vol. 3
2023年8月19日[土] ― 27日[日]
AM10:30-PM7:00(22日火曜休廊・最終日pm5:00)
伊勢崎市在住の現代美術家、河内世紀一氏の個展を昨年に引き続き開催します。
1940年生まれで、3年前80歳となり一昨年より“80歳からの挑戦”と題し、過去の作品の検証展を2回に渡り開催してきました。
そして今も尚、年齢には見合わない、圧倒的なエネルギーと、センスで進化し続ける河内氏は、精力的な制作活動をし、グループ展をはじめその作品発表を続けています。
本年初頭には、群馬県立近代美術館で開催された企画展「アートのための場所づくり1970年代から90年代の群馬におけるアートスペース」で展示紹介され、その時代を代表する作家として認識されました。
本展では、2年前の個展で発表した基本形態の調和と空間、色相と運動という約1世紀以上前から幾多の作家たちによって取り組まれてきた「アートの根源的本質・調和の検証」として多色鉛筆で描き上げた新作を「80歳からの挑戦Vol.3 」と題してご高覧頂きます。
画廊主・梅津宏規
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「Air Jul.15 ’23 」
S40 紙、色鉛筆、墨、その他
2023
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「Air Jun.18 ‘23 」
S4 紙、色鉛筆、墨、その他
2023
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「Air Jun.23 ‘23 」
S4 紙、色鉛筆、墨
2023
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「Air Jun.7 ‘23 」
S6 紙、色鉛筆、墨、その他
2023
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「Air May.31 ‘23 」
S6 紙、色鉛筆、墨、その他
2023
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尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます>https://ameblo.jp/suirancom/
DM.PDF
河内世紀一 CV
2023年7月14日 20:01 - CATEGORY:
画廊翠巒
2023年画廊企画PART6
竹下修司 展
― fleurs ―
「叢」1,167×3,640mm パネル,岩絵具,箔 2023
2023年7月15日[土] ― 23日[日]
AM10:30-PM7:00(18日火曜休廊・最終日pm5:00)
この度、広島県在住で1984 年生まれの現代絵画家・竹下修司の個展を1 年半ぶりに開催します。
竹下修司は、画廊翠巒で毎年5 月に東北芸術工科大学との共同企画展として開催している「アマダレ」展の第1 回展に恩師、長沢明氏に推薦され出展。展示された作品から放つ、その不完全燃焼ながらほとばしる才能の片鱗に心揺さぶられ、2021 年に画廊翠巒での初個展を開催しました。そして既に多くの方々がSNS 上でもその作品に魅了され、全国から画廊に足を運んで頂いたり、画廊サイトを訪ねて頂き、コレクションとして頂きました。
感性の極限を追い求めつつ一心不乱に描く彼の作品は、今日では珍しい本能的な「描く」という衝動のままに描き続け、表層的な美しさに留まらない、描く彼自身と描かれた絵がまるで一体化したかのような、画家の本能が導き出す、根源的な美しさの原石がそこにはあります。
描くという反復の行為を、極限までつきつめて描き続けた者だけがたどり着く小手先や、単なる知恵や知識だけではたどり着けない世界がそこにはあるのだと思います。
本展では2021 年の個展後に日記のように毎日描いたデイトペインティングとしての花の絵を743 点、幅3m64 の大作、そして小品10 数点の作品展示とともに、竹下修司の圧巻の世界をご高覧下さい。
画廊主・梅津宏規
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「花言葉22-23#1~#743」
木片、岩絵具、箔
2022~23
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「summer」
448×384mm 木板 岩絵具 箔
2023
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「寒の日」
F4 寒冷紗、岩絵具、水干
2023
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「Flower book」
250×170mm(変2) 木材 岩絵具 箔
2022
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尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます>https://ameblo.jp/suirancom/
竹下修司展2023DM―PDF
竹下修司CV
2023年6月9日 22:11 - CATEGORY:
画廊翠巒
2023 年画廊企画PART5
木村真由美 展
― ケモノミチ 旧作+未発表 ―
「北斎ノート新板浮世絵忠臣蔵第八段目 sentimental journey」 アクリル絵具・紙 56×75.5cm 2019
2023年6月10日[土] ― 18日[日]
AM10:30 ―PM7:00 (火曜休廊・最終日pm5:00迄)
地元・前橋市出身で、現在も通信教育担当で指導を務める、東京小平にある武蔵野美術大学近くのアトリエで制作活動をする版画家・木村真由美の 2年ぶり 8回目の 個展を開催します。
Tシャツや複数の看板制作などにも使用される技法、シルクスクリーンと言われる孔版画の技術を使用しながら、根気よく幾度となく沢山の色で摺りねられ、部分的に鉱砂をちりばめたことによって出来る盛り上がった画面は、およそシルクスクリーンとは思えない、とても微妙なニュアンスとマチエールを生み出す独自の技法を編み出し、奥行きと透明感のある独特の色彩を放つ独自の作風を創り上げました。
今回は、これまでの木村真由美自身の作品の変遷を自身による検証も兼ね、2001年から近作までの旧作と未発表作品で個展を開催致します。
タイトルの「ケモノミチ」は、改めて過去作品を見ると、表面的には変化していますが、やっていることは変わらず、正道ではなく相変わらず「 けもの道 」 だなと 作家自身が 実感したことから、本展のタイトルとなりました。
本展では旧作及び未発表を中心に約 25点ご高覧頂きます。
画廊翠巒主 梅津宏規
PF>木村真由美
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「カラ I.P.09s アカネサス 」
シルクスクリーン・和紙・鉄粉
93×93cm 2004
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「カラ20160925」
シルクスクリーン・和紙・鉄粉・パネル
91×91cm 2020
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「カラI.P.05 ブラックテレビfp」
シルクスクリーン・和紙・鉄粉
38×53cm 2010
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「カラ システマチックスリー(一部)」
シルクスクリーン・和紙
31×31cm 2001
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「カラ システマチックスリー(一部)」
シルクスクリーン・和紙
31×31cm 2001
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尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます>
https://ameblo.jp/suirancom/
PDF>木村真由美展DM
>PF
2023年5月13日 6:16 - CATEGORY:
画廊翠巒
2023 年画廊企画PART 4
アマダレ2022
土田翔 ・ 正村公宏 ・ 松尾昌樹
「
ENCOUNT RED LABEL」 1500××2100mm木製パネル、岩絵具、樹脂モルタル、 アクリル 、炭酸カルシウム 土田 翔 作
2023年5月13日[土] ― 21日[日]
Am10:30 ―PM7:00 (16日 火曜休廊・最終日 pm5:00迄)
本年も「アマダレ展」を開催致します。東北芸術工科大学日本画領域の教授である長沢明氏が、この画廊翠巒で個展を開催したご縁から実現した、当画廊と長沢明氏による、東北芸術工科大学大学院日本画領域を修了し、今後の制作に期待を寄せる若手作家の選抜によるグループ展の第9回展で、現在東北芸術工科大学とのコラボ企画展となっています。
コロナ禍が続く中での3年間、難しい開催が続きましたが、やっと 4年ぶりに通常の運営でのグループ展「アマダレ 2023」を開催出来ることとなりました。現在出展作家二人が東京、一人が山形在住の作家たちです。
今年は3人全員が初の選抜で、土田翔は大学院修了展で最優秀賞はじめがアートアワードトーキョー丸の内 2022後藤繁雄賞受賞他、数々の賞を受賞、昨年は最上川美術館で最上川芸術祭 2020 ENCOUNT-最上川に刻む – 土田翔展が開催されるなど破竹の勢いで活躍しています。また正村公宏は大学卒業制作展優秀賞他アーツ千代田 3331 myheirloomで注目されるなど大きな評価を受け、松尾昌樹は、 2020年進級制作展にて最優秀賞を受賞などその独特の視点と作風が注目され、みちのく現場考展 -東北描キ巡リ、芸術想ヒ 巡 り -に 作家評価を上げています。本展は全ての作家が墨を多様し独自の画風で大変注目を浴びている若手作家 3人による G展となります。それぞれ一人 5点合計約 15店の大小作品を展示ご高覧頂きます。 また開催期間中、作品の画廊展示風景を SNSで Youtube配信し作品鑑賞いただけますのでご利用下さい。
画廊主 梅津宏規
「アマダレ」 グループ展主旨
芸術の世界は必ずしも結果を伴うものではないが、たとえ結果がどうであれ、描き続けていくだろう彼等。一つの方向を向き描き続ける作業は、雨だれが石を穿つ様と重な、ときには「描くべき意味」を飛び越えていく。描くことが思考を超えた時にしか、見せることができない世界がある。私は芸術のフィール
ドに、そんなプレイヤーに立ってもらいたい。
またアマダレは「!」の別名であることから、彼らが自分の世界を求める中で見つけた「!」を、僕らにも見せる機会になってほしい。
長沢明
土田翔 TSUCHIDA Sho
現場での取材によって対象の感覚的リアルを得ながら作品を制作している。日本画家・小松均の研究を下敷きに独自の絵画論を構築し、現代のスピードを身体感覚で表現する。現在生きて表現をする上で必要と
なるリアリティを獲得するために、絵画だけでない出力や、身体・行為が介在する表現方法、エクストリーム直写法を展開している。画材にはモルタルや建築に使用されるようなあらゆる材やペンキなどを用
い、グラインダーなどの道具を使い、建築の施工に近い制作を行なっている。
時には自分自身を筆に、対象を和紙のような支持体として捉え、一筆目を描くために対象への実感を隅々まで受け止める作法を行う。 私は描くプロセスそのものを重要視する。そのため、対象のリアルを得る
ために体を張らなければならない。川の冷たさを描くなら自らの身体を川に浸し、自然豊かな東北の地で対象と一対象と一 体になるには、山へ入り、時には雪に埋もれながら描き、世界を確かめている。体になるには、山へ入り、時には雪に埋もれながら描き、世界を確かめている。
正村公宏 MASAMURA Kimihiro
何かを描く、作品を作り上げる、それらの行為は非常に能動的なものです。自分の琴線に触れたモノや場面、感情を元に「このような作品にしよう」と考えて手を動かし始めます 。しかし、それだけでは作品の完成が予測できてしまいます。
私は作品の完成が自分の想像を超えて欲しいという願望の元、制作をしています。それは無意識下における手の動きや、感覚的なドローイングを元にした作品制作ということではありません。
日々の制作において、コンセプトに準じた手段を取るといった「縛り」を設けています。その縛りによって作品の完成形が自分の予想を超えていくと考えております。
私は、誰かがその場所に居たという不在、思い出すことのできない誰かの存在、これらを作品で表現することを試みています。それらに共通することは、人の「記憶」によって作り出されるものだということで、これが制作の根源であり、先ほど述べた「縛り」にもなっております。
松尾昌樹 MATSUO Masaki
私は自然の現象とその体感を基に作品を制作しています。
川の水は地形や土壌の性質に応じて、その場ならではのリズムで流れできています。環境、物質の特性、それらの相互作用が作り出すものには共通する言語があるように感じています。
作品を作る際に線を集積させる手法を用いこの行為により、自然言語と触れる感覚を得ています。画面上の線には体感した言語が現れ、支持体やメディウムは川でいう土壌や水となります。作品それぞれには集積の方法や土壌のルールがあり、受け取った体感が作品ごとに設定したルールに沿って出力されているか判断しながら自然の中に存在する言語との対話、再構築を試みていま す。
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「don’t look back」
F10
木製パネル、岩絵具、樹脂モルタル、
アクリル、炭酸カルシウム
クストメディア
2022
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「Rocky bicky 」
F8
和紙、木炭他
202 3
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「Fragment of memory」
1940×1303mm
白麻紙、墨、胡粉、インクジェットプリント
2022
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「Jamais vu/touch」
420×297mm
八女紙、墨、サイアノタイプ 2023
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