2021年3月7日 0:40 - CATEGORY:
画廊翠巒
2021年画廊企画PART3
永井里枝 展
– Nacht –
「Night」 (52°30’39.9″N, 13°26’34.5″E, c.2X21) , パネルに紙、ピグメント, 79 x 194cm, 2021
2021年3月6日[土]-14日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (火曜休廊)
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在外研修助成事業:ベルリン・クンストラーハウス・ベタニエン滞在制作帰国報告展
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今回の個展は、一昨年11月から昨年10月までの一年間、ポーラ美術財団の在外研修の助成を受けドイツ・ベルリンで制作した成果を「帰国報告展」として開催するものです。
今回、永井里枝がアーティスト・イン・レジデンスとして滞在した、ドイツ・ベルリンのクンストラーハウス・ベタニエンは、滞在型制作施設としては、世界で最も古く、世界中の若いアーティスト達が憧れ、厳しい選考倍率で有名なアーティスト・イン・レジデンス(AIR)の聖地とも言われる場所で、どのような作品の進化が得られたのか検証し、その成果を発表します。
今回はドイツも例外ではない、コロナ禍の状況の中で、ベルリンの象徴でありながらコロナ禍で閉店になっているナイトクラブを取材し描き上げ、ベタニエンでも開催し発表した作品を中心に、展示ご高覧頂きます。
画廊主 梅津宏規
[制作意図]
「心は何処にあるか」という問いを出発点に、その答えを「場所」と捉え、主として公共空間を描くことでそこに生きる人々の感情、考えを表すことを試みています。
私の目には場所やコミュニティは、目に見えないルールや権威、規範を持っていて、そこにいる人たちの考えや価値観を一致させるような圧力のような強い力を持っているように見えます。
時に生き物のようで、牢獄のようでもある場所とその圧力を、現実の姿を踏襲しつつも鮮烈な色彩と動きで再解釈します。
絵画という現実の似姿の形を取りながらも、見慣れない色彩と情動の蠢きが、鑑賞者に場所の持つ力と見た人自身の心の動きを読みほどかせることを望んでいます。
永井里枝
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「Night (52°30’03.8″N, 13°26’42.9″E, c.2X20)」
95X162cm
パネルに紙、ピグメント 2020
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「Night (52°29’34.6″N, 13°29’28.5″E, c.2X20)」
80X70cm
パネルに紙、ピグメント 2020
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「Night (52°31’30.4″N, 13°22’09.6″E, c.2X20)」
45.5X50cm
パネルに和紙、ピグメント、箔、銅粉2020
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「Night/Wind(52°30’39.9″N,13°26’34.5″E,c.2X21)」
F4
パネルに紙、ピグメント 2021
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「 「Night/Song(52°29’34.6″N,13°29’28.5″E,c.2X21)」
F4
パネルに紙、ピグメント 2021
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DM_宛名面
DM_写真面
2021年2月13日 1:18 - CATEGORY:
画廊翠巒
2021年画廊企画PART2
須藤和之 展
- Les fleurs -
「風となる花 」 F 1 0 0 和紙 に岩彩
2021年2月13日[土] ― 21日[日]
AM10:30-PM7:00(16日火曜休廊・最終日pm5:00)
今回の個展は、「花々:
Les fleurs 」をテーマに作品が描かれました。
多くの先人の画家たちが、季節ごとに変化する日本の美しい自然の風景を「花鳥風月」にたとえ描き
幾多の名作を残し、自然の偉大さを歴史という記憶の中に残してきましたが、画家・須藤和之もまた
先人が見た時空とは時代や環境は異なるものの、対象が変容する中でも 不変な自然の美しさを 謙虚
な気持ちと共にそれと対峙し 描き続けているように思います。
昨年から現在まで続く、そしてこの先いつまで続くか未知なる未曽有のコロナ禍の中、様々な制限や
規制が かかり、将来への安全への不信が蔓延する今日だからこそ、須藤氏の花々と共にある自然を描
く世界は、それでも時代を超えて幾万年前から続く、不変な自然の美しさを通して 心の不安を抱える
今の私たちに、花々の美しさを通して安らぎを与えてくれるのではと思います。
画廊主・梅津宏規
>須藤和之PF
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「春の風うつす」
P10 和紙 ・岩彩
2021
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「春の流れ」
P10 和紙・岩彩
2021
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「山のうるおいに咲く」
P8 和紙・岩彩
2021
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「野をあゆむ」
F6 和紙・岩彩
2021
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「空に咲く」
F6 和紙・岩彩
2021
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DM_宛名面PDF
DM_写真面PDF
2021年1月16日 1:28 - CATEGORY:
画廊翠巒
2021年画廊企画PART1
久保 繁 展
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Le temps de Bonheur―
幸せの時
▲「僕の街Ⅱ」 F10 ワトソン紙に水彩 2021
2021年1月16日[土] ― 24日[日]
AM10:30-PM7:00(19日火曜休廊・最終日pm5:00)
昨年からの 誰 も 予想 し な か った 、 地球規模 で の 未曽有 の 新型 コロナ禍の中で、 多くの人たちがさまざまな規制や行動制限の中、これまでに経験したことのない精神的、肉体的、経済的ダメージの中、それでも笑顔で生き続ける為に、小さな幸せを探し、少しでも豊かな 日常を送れるよう 多 く の 方々 へ の 、 そ し て 自分 自身 へ の 応援の意味も込めて描かれた、光に溢れ、清々しく、心が開放されるような、観る者の心が開放されるかのような、半透明な久保繁の世界を 是非、 ご高覧頂ければと思います。
画廊主・梅津宏規
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「トスカーナへの道 」
F6
ワトソン紙に水彩
2021
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「マントンにてⅠ 」
F3
ミルフォード紙に水彩
2021
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「雨の街 1983 」
M
6
ミルフォード
紙 に水彩 2021
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「冬 の あ しあ と 」
F3
ミルフォードに水彩
2021
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>DM
>久保 繁PF
2020年12月11日 23:40 - CATEGORY:
画廊翠巒
2020年画廊企画PART11
小野耕石・高本敦基 展
- 見えるモノを見続ける -
「Hundred Layers of Colors.148」 スクリーンプリント、油性インク、紙、アルミ 75×90㎝ 2018
2020年12月12日[土]-12月20日[日]
Am10:30 ― PM7:00(火曜休廊 最終日 pm5:00)
この度、小野耕石・高本敦基、二人の作家による展覧会を開催します。
小野耕石曰く“今回の重要なテーマは、まだ見ぬ世界にあるわけではない、今見えているモノから突如出現するのである”ということ。今回の小野、高本両氏のある意味共通の姿勢であり、テーマであるのかと思います。
これまで、大野耕石は、2度画廊翠巒の企画展に参加してもらい、展示は3度目。高本敦基は今回、画廊翠巒では初めての展覧会になります。
小野は岡山県生まれで現在は千葉在住。高本は現在岡山県在住で共に岡山に基点のを持つ作家であり、共に今日もっとも期待され活躍を続ける作家です。
また小野は若手作家の登竜門であるVOCA展で2017年に最高賞のVOCA賞を受賞。第2回京都版画トリエンナーレで大賞受賞、2019年には話題となった軽井沢セゾン現代美術館で門田光雅との二人展を開催するなど活躍。
高本はフランスのナンシー国立美術大学大学院修了後、2012年に第17回岡本太郎現代芸術賞特別賞を受賞、2015年には福武文化奨励賞を受賞他、一昨年は高松市立美術館での高松コンテンポラリーアートアニュアルに参加するなど、現在大注目の作家です。
本展でも小野は、版画の技法であったシルクスクリーンを使用し、平面にインクを多重層的に摺り上げる色彩の奇跡を作り上げる作品を展示。また高本は意図的に同じ形や物を組織的に組み上げたり、繰り返すことで出来上がる世界を様々な技法を使って描いた作品を展示します。
画廊主 梅津宏規
小野耕石
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「Hundred Layers of Colors.137.」
75×90㎝
スクリーンプリント、油性インク、紙、アルミ
2018
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「Looprint.23.」
93×93㎝
スクリーンプリント、油性インク、帆布
2020
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「Hundred Layers of Colors.square.20」
75×75㎝
スクリーンプリント、油性インク、紙、アルミ
2017
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高本敦基
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1)「組み立て式の社会〜パターンとコントラストの隙間」
S20(737mmx737mm)
アルミ複合板に写真印刷、アクリル絵具
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3)「組み立て式の社会〜パターンとコントラストの隙間」
S8(455mmx455mm)
アルミ複合板に写真印刷、アクリル絵具
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3)「組み立て式の社会〜パターンとコントラストの隙間」
S8(455mmx455mm)
アルミ複合板に写真印刷、アクリル絵具
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13)「組み立て式の社会〜パターンとコントラストの隙間」
195mmx267mm
素材:写真、アクリル、アクリルガッシュ
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小野耕石 PF
高本敦基 PF
2020年10月16日 22:07 - CATEGORY:
画廊翠巒
2020年画廊企画PART10
小林達也 展
– 乱暴で透明 –
「乱暴で透明 」 1813X150 cm パネルに寒冷紗、建材パテ、紙、布、鉛筆、色鉛筆、クレヨン、カゼインテンペラ、アクリル 2020
2020年10月17日[土]-10月25日[日]
Am10:30 ― PM7:00(火曜休廊 最終日 pm5:00)
現在、桐生市にアトリエを構え制作をする小林達也の個展を、3年振りに開催致します。
小林達也は筑波大学大学院修了後、群馬青年ビンナーレを皮切りに、上野の森美術館大賞展、VOCA展などに出展。群馬県立館林美術館や群馬県立近代美術館などの企画展、アーツ前橋で企画された「コレクション+行為と痕跡」に出展、レジデンスによる制作公開、本年当初には桐生の大川美術館での展覧会など、今日大変注目される画家の一人です。
以前小林達也がある展覧会の為に記した文章が、彼の制作スタンスの一端を垣間見せてくれるようです。
線を引き色を置く
目前のイメージから離れただこの行為を重ねる中で突如生まれてくる不思議な美しさ
作家はそんなものを探し出し僕らに見せてくれる
そしてその行為を通して「自身」を求めながら「自身」から離れようとするのだと言う
絵は不思議人は不思議だな・・・と
(作者の言葉を一部引用)
画廊主 梅津宏規
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「蜂に刺されるよ 」
90×61㎝
パネルに寒冷紗、建材パテ、紙、布、色鉛筆、クレヨン
カゼインテンペラ、アクリル、エナメル
2020
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「鳥を捕まえるⅠ 」
91× 6 2 cm
パネルに寒冷紗、建材パテ、紙、布、
クレヨン
カゼインテンペラ、アクリル
2020
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「外へ話す 美しい 悲しい 」
24.7× 20 cm
板に紙、布、色鉛筆、カゼインテンペラ、
アクリル、建材パテ
2020
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「外へ話す 解散 」
14.7 × 8.5 cm
板、鉛筆、カゼインテンペラ、油彩、修正ペン
2020
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小林 達也 KOBAYASHI Tatsuya
DM_写真面(横)
DM_宛名面(横)