2018年5月11日 23:43 - CATEGORY:
画廊翠巒
2018 年画廊企画PART 3
アマダレ2018
小松久美子・南裕里子・横井えり
▲「海の向こうへ」 260×600cm パネルに綿布・アクリル絵具・水干絵具・箔 2017 年 横井えり
2018年5月13日[日] ― 20日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (火曜休廊)
このグループ展は、4年前に東北芸術工科大学日本画領域の教授であり、自身も異彩を放つ日本画家として活躍する長沢明氏が、この画廊翠巒で個展を開催した縁から実現した、当画廊と長沢明氏による東北芸術工科大学大学院日本画領域を修了し、今後の制作に期待を寄せる若手作家の選抜による4回目のグループ展です。
“彼らの溢れんばかりの才能とその表現を発表する機会を、企画画廊で提供したい” との思いから実現したグループ展「アマダレ」 多くの美術支援者の厳しくも、暖かいご批評、そしてご高覧を賜われれば有り難く思います。
画廊主 梅津宏規
芸術の世界は必ずしも結果を伴うものではないが、たとえ結果がどうであれ、描き続けていくだろう彼等。一つの方向を向き描き続ける作業は、雨だれが石を穿つ様と重な、ときには「描くべき意味」を飛び越えていく。描くことが思考を超えた時にしか、見せることができない世界がある。私は芸術のフィールドに、そんなプレイヤーに立ってもらいたい。
またアマダレは「!」の別名であることから、彼らが自分の世界を求める中で見つけた「!」を、僕らにも見せる機会になってほしい。
長沢明
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「水蜜桃の夢」 P120
和紙・絹・金泥・岩絵の具・墨・水干 2017
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「clam」 F0
和紙・銀泥・岩絵の具・墨 2017
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「jointly」 P4
和紙・絹・箔・岩絵の具・墨・水干 2016
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「シヴァの怠惰」 M8
高知麻紙、石材、水干、岩絵具 2018
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「プール」 F100
寒冷紗、水干、岩絵具、銀箔 2018
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「クレオール現象」 25.7×18.2cm
麻紙、アクリル、コラージュ
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「Caps Lock」 130×162 cm
和紙にアクリル 2016
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「ちのうた」 114×116cm
パネルに綿布、アクリル絵具、水干絵具
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「境界の歌」 51.5×36.4cm
パネルに綿布、アクリル絵具、水干絵具 2016
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アマダレ2018 DM
2018年2月17日 9:18 - CATEGORY:
画廊翠巒
2018年画廊企画PART2
須藤和之 展
― CONSTRUCTION ―
「朝の兆し」F10 岩彩 クロード・モネ「印象・日の出」の画面構成から
2018年2月17日[土] ― 25日[日]
AM10:30-PM7:00(20日火曜休廊・最終日pm5:00)
20世紀を代表する世界的巨匠、サルバドール・ダリは、「絵画は平面上に色を用いて建造する
こと、コントラクション(構成)である」と言っています。
絵を描くということは、物を描くと同時に画面を構成すること、画面に何らかの秩序を創り出
すことです。
本展では、情緒的、詩情的作品を描くといわれる須藤和之氏が、洋の東西に関わらず、過去の
名画と言われる絵画に潜む、様々な秩序、絵画構成を探り、黄金比や対角線構成法、三つわり法
などによって描かれている名画の構成、構図を参考にしながら、まったく異なるあらたな命を生
み出した新作約20 点を展示致します。
クロード・モネや俵屋宗達など、とても有名な作品のCONSTRUCTION を基盤に、どのよう
な作品が表現されているのか、是非ともご高覧ください。
画廊主・梅津宏規
[作家制作意図]
自然の摂理から生まれた数字を絵画の中に当てはめて、点と点とを線で結びます。
いくつかの線が交わるその交点には、私らしさという薄皮のさらに奥深く、人の心が無意識に反応す
る「源」のようなものが記されているのではないでしょうか。
感覚を頼りにするのではなく、自然の摂理と絵画の性質が交わる点を探していくと・・・。
絵画という地図を広げて宝探しをするかのような探究心が、私の中に芽生えました。
先人の描いた名画を地図に見立てて、この探究をすると、見るものの視線が巧みに導びかれているこ
とに驚かされます。
名画を参考にしながら、私の作品の中でも宝探しをはじめました
須藤和之
>須藤和之PF
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「野とともに」
P20 和紙に岩彩
2018
俵屋宗達作「松図屏風」の画面構成から
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「湖に帰る」
P20 和紙に岩彩
2018
クロード・モネ作「エジプト河畔のポプラ並木」の
画面構成から
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「鏡の桜」
F6 和紙に岩彩
2018
クロード・モネ作「セーヌ河の朝」の
画面構成から
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「星の夜」
F6 和紙に岩彩
2018
クロード・モネ作
「国会議事堂、雲間からさす陽光」の
画面構成から
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「春の空」
SM 和紙に岩彩
2018
クロード・モネ作
「ジヴェルニーの積み藁、夕日」の
画面構成から
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「風の樹」
SM 和紙に岩彩
2018
俵屋宗達作「槙檜図屏風」の画面構成より
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>須藤和之展2018DM-PDF
2018年1月19日 13:12 - CATEGORY:
画廊翠巒
2018年画廊企画PART1
久保 繁 展
― 西方風来 ―
「休息の時間(油壷湾・諸磯湾)」F8 アヴァロン紙に水彩
2018年1月20日[土] ― 28日[日]
AM10:30-PM7:00(23日火曜休廊・最終日pm5:00)
現在、第2 アトリエとして逗子を拠点に制作をしている久保氏ですが、
本展も昨年同様、その周辺の風景やライフスタイルとなっている
南欧風景などをモチーフに描かれた作品を今年は「西方風来」と題して開催致します。
引き続き、新たな絵画スタイルにも挑戦しながら、
ペン水彩画による作品約25点を展示、ご高覧頂く予定です。
力の抜けた軽やかで、お洒落で、味わいのある久保 繁の世界を
是非ともご高覧下さい。
。
画廊主・梅津宏規
>久保茂PF
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「緩やかな坂道-1(Ostuni)」
F10
アヴァロン紙に水彩・顔料 |
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「静かな入り江(油壺湾・諸磯湾)」
10号変形
アヴァロン紙に水彩・顔料
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「白い町にて」
F4
ミルフォード紙に水彩.顔料
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「緩やかな坂道-2(Ostuni)」
F4
ミルフォード紙に水彩。顔料
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「白い町にて-1(Ostuni)」
F3
ミルフォード紙に水彩。顔料 |
>久保繁展2018DMPDF
2017年12月9日 8:26 - CATEGORY:
画廊翠巒
2017 年画廊企画PART 11
overflow
大山実希・箱山朋実・山田純嗣
山田純嗣「(17-9) ○△□ (B)」28.4X48.1cmインタリア・オン・フォト ed.5 2017
2017年12月9日[土] ― 17日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (火曜休廊)
2008年から始まったグループ展「overflow」は今回で第9回目となります。
このoverlow展は、今や日本を代表する若手作家の一人となった山田純嗣が、自分たちの創造が湧きだし溢れるがごとく制作を展開し続ける作家を選択し、山田を含む3人の注目作家を選定し開催する恒例の企画展です。
今回は,愛知県立芸術大学大学院出身の活躍を期待される若き作家の参加を得て、山田を中心とした三人の作家によるグループ展になります。
大山実希は、愛知県立芸術大学大学院を修了。水性木版画による主に植
物を観察し、忠実に対象を写し取りながらも、その植物が存在するその
環境の空気や匂い、アンビアンスをその対象を通して実は観えないもの
を形に表すことのできない抽象的なものを顕在化しようとしています。
>大山実希 |
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箱山朋実は、既に大学版画展や愛知芸大修了制作展で優秀賞を受賞する
など、早くも将来を期待させるほど積極的な作品の発表を続けています。
最小限の銅版画表現を、インスタレーションというコンセプシュアルな
見せ方により、様々な問題を提起していく形で表現を続けています。
>箱山朋実 |
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山田純嗣は、今や名古屋を中心とした今日のアートシーンの中で活躍を
する若手リーダー的な存在となっています。近年は「絵画をめぐって」
というタイトルと共に、絵画の根源的な構造や視覚的な問題を自身の作
品を通して再表現するスタイルを確立しています。
>山田純嗣 |
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「無題」
80×60cm、水性木版 和紙、顔料 ed.5
2017
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「無題」
33×34cm、水性木版 和紙、顔料 ed.5
2016
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「知ってる(8 枚組)」
各 61×46cm
コットン紙にドライポイント、オープンバイト
ed.5
2016
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「草むら星」
20×20cm
コットン紙にドライポイント、レリーフエッチング
ed.10
2016
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「(17-3) 舞妓林泉」
200×93.5cm
ポリコートパネルに印画紙、樹脂、ラメ、
インタリオ・オン・フォト
2017
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「(17-4) 諸国瀧廻り下野黒髪山きりふりの滝」
39×26.5cm
ポリコートパネルに印画紙、樹脂、
インタリオ・オン・フォト、パールペイント
2017
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DM_宛名面
DM_写真面
2017年11月11日 2:15 - CATEGORY:
画廊翠巒
2017年画廊企画PART10
永井里枝 展
– Area –
「Area (34°23’44”N, 132°27’13”E,c.2071)」 F10 パネルに和紙、ピグメント、箔 2017
2017年11月11日[土]-19日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (火曜休廊)
現在実家の渋川で制作をする、現在 27 歳の若き画家・永井里枝の個展を開催致します。 これまで、毎年 5 月に東北芸術工科大学教授・長沢明氏と画廊翠巒とで企画開催していますアマダレ 展には過去 2 回参加したものの当画廊での個展は初めてとなります。 また、画廊翠巒で個展をする作家としては、開廊以来 39 年間で最年少作家の個展になります。 これまで、中之条ビエンナーレの出展やシェル美術展の入選、一昨年は、渋川市立美術館の企画展 「The rising generation 永井里枝・柳澤裕貴」で取り上げられ、またニューヨークやスイスでのアー トフェアに参加するなど、積極的に制作を続け着実に評価を上げている群馬出身の若き期待の画家で す。日本画科出身ですが、これまでの「日本画」という表層的概念にとらわれることなく、しかし特 徴である、和紙や箔の使用や日本画の岩絵の具と成分は同じ、ピグメントといわれる顔料を樹脂膠で 時、自ら絵の具を作って制作するなどの技術的な日本画の伝統を伝承しつつ、表現や対象物など今日 的な興味として取り上げ描いています。 アルミ箔のいささか冷淡で無感情な表層に、ほぼ単色による描写によって深く秘められた感情がそ こに宿り、時空に閉じ込められたであろう様々な物語が鑑賞者の脳裏に沸きだしてくるかのような、 時飛ばしのようでドラマチックで不思議な力がその画面にはあります。 ごゆっくりご高覧下さいませ。
画廊主 梅津宏規
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「Panopticon (35°39’29.1”N,139°44’28.8”E,c.2021)」
M200 パネルに和紙、ピグメント、箔 2017
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「Area (35°40’17”N, 139°45’57”E,c.2071)」
M50 パネルに和紙、ピグメント、箔 2017
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「Area (35°40’31”N, 139°44’41.9”E,c.2071)」
F15 パネルに和紙、ピグメント、箔 2017
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「Space (37°28’57“N, 122°9’0”W,c.2071)」
F3 パネルに和紙、ピグメント、箔 2017
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「Space (34°43‘9“N,137°44’1”E,c.2071)」
F3 パネルに和紙、ピグメント、箔 2017
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DM_宛名面
DM_写真面