2022年2月11日 21:10 - CATEGORY:
画廊翠巒
2022年画廊企画PART2
須藤和之 展
- 希望 -
「 きざし 」 810X1320mm 和紙に岩彩 2022
2022年2月12日[土] ― 22日[日]
AM10:30-PM7:00(15日火曜休廊・最終日pm5:00)
今回の個展は、「希望」をテーマに作品が描かれました。
須藤和之がこだわる自然。彼が育った群馬、前橋、それも赤城山の麓にある実家は、今も豊かな大自然がそこかしこにあり、一年の四季、春夏秋冬を、朝、昼、夕、晩、夜中、一日の移ろいを日常的に草花や木々、山河などを通して身近に感じることが出来ます。自然は大きく、広く、深く、時に怖く、時に優しい。
一昨年から現在まで続く、そしてこの先もまだ続くであろう、未知なる未曽有のコロナ禍の中、須藤は今も自然を描き、この時もまた それでも時代を超えて幾万年前から続く、不変な自然の美しさを通して 心の不安を抱える今の私たちに、未来への夢と希望、そして安寧を須藤和之の絵画の世界を通して与えてくれるのではと思います。
画廊主・梅津宏規
>須藤和之PF
|
「こだま」
810X1320mm
和紙・岩彩
2022
|
|
「このま」
P10
和紙・岩彩
2022
|
|
「めぶき」
P10
和紙・岩彩
2022
|
|
「森のうるう」
M8
和紙・岩彩
2022
|
|
「水のみつる」
F6
和紙・岩彩
2022
|
尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます>http://ameblos.jp/suirancom/
DM_宛名面PDF
2022年1月14日 0:18 - CATEGORY:
画廊翠巒
2022年画廊企画PART1
久保 繁 展
―Souvenir du voyage―
旅 の 思 い 出
▲「 思い出の トスカーナ 」 F30 キャンバスに アクリル 絵具 2022
2022年1月15日[土] ― 23日[日]
AM10:30-PM7:00(18日火曜休廊・最終日pm5:00)
毎年恒例の新年、第1回目の個展である久保 繁 展を開催致します。
久保氏は、現在も前橋と逗子のアトリエを行き来しながら作品制作をしていますが、同時にライフワークである、フランス、イタリア旅行での制作が、2年前からの世界的なコロナ禍で出来ない状態でもある為、これまでの「旅の思い出/Souvenier du voyage」をテーマに描かれた作品を本展では発表致します。
久保の作品は、実に優しくある意味ちょっと曖昧なのですが、それが観る人の心を開放し、多くのファンが癒される作品の要因となっているのだろうと思います。
画廊主・梅津宏規
|
「思い出のトスカーナⅠ」
F12
キャンバスにアクリル絵具 2022
|
|
「夏の始まり」
F10
キャンバスにアクリル絵具 2022
|
|
「カダケス散歩Ⅰ」
F3
キャンバスにアクリル絵具 2022
|
|
「静かな昼下がりⅠ」
M8
アルシュ紙に水彩 2022
|
>DM
>久保 繁PF
2021年12月11日 0:14 - CATEGORY:
画廊翠巒
2021年画廊企画PART11
竹下修司 展
―Plantes―
「葵Ⅱ」パネル、岩絵具、水干 442×395mm 2021
2021年 12月11日[土]―19日[日]
Am10:30 ―PM7:00 (14日火曜休廊:最終日pm5:00迄)
毎年5月に東北芸術工科大学との共同企画展として画廊翠巒で開催している「アマダレ」の第1回展に出展し、ほとばしる画家としての才能の片鱗を見せてくれました。あれから5年、現在は地元の広島に戻りじっくり自己を見つめ直しながら、圧縮された自己表現欲求を開放しながら描き貯めた作品による個展を、画廊翠巒で開催することになりました。
元々日本画科出身ながら、これまでの日本画の古典的技法に縛られた日本画の世界から、技術的な開放と自由さを作風に求め、形式的なジャンルに捕らわれない、もっと本質的な絵画の在り方を探し、支持体に向きあい、絵の具を身体で感じながら、一心不乱に描く。人の感性の極限を追い求めつつ描く彼の作品は、表層的な美しさに留まらない、描く彼自身と描かれた絵がまるで一体化したかのような、画家の本能が導き出す、根源的な美しさの原石がそこにはあるような気がします。ぜひごゆっくり、竹下修司の世界をご高覧下さい。
▼
植物の姿は、どこか人間の姿と似ている。雑地にがむしゃらに伸びる草花も、コンクリートの割れ目の隙間から顔を出し優雅に咲く花も、綺麗に整備された庭に整然と伸びるそれも、ハウスの中で当然のように咲かされるモノたちも、環境や育ち方は違うなれど、しかしどれもまた命あるものは美しい。
竹下修司の世界はいつのまにか こんなことを想起させる作品なのだ
画廊主 梅津宏規
|
「花盛り」
910×1160mm
パネル・和紙・岩絵具・水干絵具
2021
|
|
「葵Ⅲ」
470×397mm
パネル・岩絵具・アクリル
2021
|
|
「寒の日」
272×255mm
寒冷紗・岩絵具・水干絵具
2021
|
|
「華雨」
270×225mm
寒冷紗・岩絵具・珊瑚
2021
|
尚、他作品や個展会場動画などは以下のブログからご覧頂けます>http://ameblos.jp/suirancom/
竹下修司展2021DM-PDF
竹下修司PF
2021年11月12日 19:02 - CATEGORY:
画廊翠巒
2021年画廊企画PART10
藤原泰佑 展
-三山巡礼-
「赤城神社図」パネル、和紙、アクリル、顔料、箔 455××652mm 2021
2021 年 11月13日[土]―21日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (16 日火曜休廊:最終日pm5:00 迄)
今最も注目される若手画家の一人として、数多くの美術雑誌で取り上げられ、昨年は大作“前橋市街図”がアーツ前橋に収蔵されるなど、前橋出身の作家として活躍を続けています。
現代鳥瞰図ともいうべき、上空から見た景色と雲型が画面に登場する新旧混在した風景作品を、全国の様々な地方を巡り取材し、記録し、それがベースとなったあらたな藤原の風景が描かれていきます。そのカラフルな風景は、現実の風景を多層的に取り込み、土地の風土、記憶を手掛かりに、実在の建物を通して映し出されます。現代の地方の姿がまさに露呈され、様々な人々の心 の原風景が炙り出され、鑑賞者それぞれの思いを顕在化するのかもしれません。
近年では特に達磨や招き猫、稲荷の狐や狸の置物、鳥居などその地域ごとの神社仏閣の特徴を取り入れた作風でより地域性が明確な作品が増えてきています。
画廊主 梅津宏規
|
「上毛三山絵図 」
1,940××1,303mm
パネル、和紙、アクリル、顔料、箔
2021
|
|
「妙義神社 図」
652××455mm
パネル、和紙、アクリル、顔料、 箔
2021
|
|
「天童市街図 」
606×410mm
パネル、 和紙 、 アクリル、 顔料 、 箔
2021
|
|
「相良 人形図 」
410××410mm
パネル、 和紙、アクリル、 顔料 、 箔
2021
|
藤原泰佑展2021DM-PDF
藤原泰佑PF
2021年10月8日 21:51 - CATEGORY:
画廊翠巒
2021年画廊企画PART9
坂爪厚生 展
- デジタルの白い闇 -
「 不確定の部屋ーマン・レイの恋人たちの時間 」 66.0xx49.5cm メゾチント ed..20 2021
2021年10月9日[土]-10月17日[日]
Am10:30 ―PM7 :00 (12日火曜休廊:最終日pm5:00 迄)
坂爪厚生氏の銅版画は、メゾチントと言われる銅版画の中でも特殊で、非常に技術的に難しい技法の一つだと言われ、現在では世界的にも、このメゾチント技法における作品の第一人者として国内はもとより、イギリス・大英博物館やアメリカ・ポートランド美術館ほか世界中の美術館でその作品が収蔵されています。
個展に 際し>>>
世の中 右も左もデジタル化。デジタルな情報が洪水のように溢れ、その波に飲み込まれているような状況です。 虚実ないまぜ、フェイクニュースあり、加工変形された映像あり、バーチャルリアリティーの仮想空間が現出する。 ビッグデータという怪物が世の中を振り回している。
あらゆることが「見えている」が「見えていない」、「見ていない」。興味関心のあるものだけを拾い集め、自分の世界に閉じこもっているような有りようになってきているのでは?
現在位置を「デジタルの白い闇」と捉え、「漆黒の闇」を表現するメゾチントのささくれだった下地を削り取って「白い闇」「そこにある」は「そこにない」不確定性の時空を表現したいと思っている。
インターネット社会の暗喩をテーマにした「ネットシリーズ」も併せて展示します。
坂爪厚生
|
「不確定の部屋ーダリの時間がとけていく 」
65.5×49.5cm メゾチント 紙に インク
ed.20 2021
|
|
「白い闇ー 黒い流れのように」
68.0 x 49.5 cm メゾチン ト 紙に インク
Ed. 20 2020
|
|
「反デジタル絵ー黒いピラミッドと半月 」
67.0X49.5
メゾチン ト 紙に インク
Ed. 20 2 019
|
|
「カメレオンを飼う」
62.5×49.5cm メゾチント 紙に インク
Ed. 20 2008
|
|
「想いのかたち# 3 」
21.0X18.5
メゾチン ト 紙に インク
Ed.d.,35 2021
|
DM.pdf
坂爪厚生 SAKAZUME Atsuo PF