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 2022年画廊企画PART11尾花賢一展ナイトライダー  

尾花賢一 展 

― ナイトライダー ― 

 
2022年画廊企画PART11
 

尾花賢一 展

― ナイトライダー ―

 

「ナイトライダー#4」29.7×42cmインク、ワトソン紙 2022年

 
2022年12月10日[土] ― 18日[日]
AM10:30-PM7:00(13日火曜休廊・最終日pm5:00)
 

太田市出身、現在秋田公立美術大学助教で、第19回 令和3年度上毛芸術文化賞を受賞した尾花賢一氏の群馬初個展を開催します。
筑波大学芸術研究科油絵専攻修了後TDW ART FAIR審査員特別賞やLUMINE meets ART AWARD 2014準グランプリ受賞するなど活躍を続け、2018年アーツ前橋の地域アートプロジェクト:滞在制作を経て、翌年のアーツ前橋の企画展「表現の生態系 世界との関係をつくりかえる」に参加、彼のシリアスでありながら、実にコミカルで軽快なで奥深い世界に多くの人が魅了され、2021年には若手芸術家の登竜門と言われるVOCA2021にて、最高賞であるVOCA賞を受賞しました。
その後は、奥能登国際芸術祭2020+(石川)、「200年をたがやす」秋田市文化創造館、山形ビエンナーレ2022、国際芸術祭「あいち2022」、瀬戸内国際芸術祭2022と全国各地の代表的芸術祭に次々に招待出展され、この個展が本年最後の展覧会となります。
尾花の作品には、仮面をかぶった正体不明の覆面男がいたり、「表現の生態系」でみせた風男、「あいち2022」で見せたイチジク男などある種のキャラクターが登場し、その土地の営みや、伝承、土地の風景や歴史から生成したマンガ形式のドローイングや彫刻を制作され、虚構と現実を往来しながら物語を体感していく作品を探求しています。
今回の個展では「ナイトライダー」というテーマで群馬のあらたな切り口を見せてくれるのだろうと思います。

画廊主・梅津宏規

 
 

 

>尾花賢一CV

 

「「森の奥、そして」
229×315cm インク、ワトソン紙
2018年

 

「森の奥、そして」
77×48×22cm ェルトン、アクリル絵具
2018 年

 

「ナイトライダー」
89×130cm インク、キャンバス
2022 年

 

「ストリート」
17×17×44cm ジェルトン、アクリル絵具
2022 年

 

「ナイトライダー#3」
29.7×42cm インク、ワトソン紙
2022 年

 

 

 

尾花賢一DM
 

 

 
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>https://ameblo.jp/suirancom/



 2022年画廊企画PART10 三輪途道 展 ― 存在する者 ― 

 
2022年画廊企画PART10
 

三輪途道 展

― 存在する者 ―
 

「しじみの家族 おじい」 17X29.5X28cm 脱乾漆、彩色 2021

 
2022年11月5日[土] ― 13日[日]
AM10:30-PM7:00(8日火曜休廊・最終日pm5:00)
 

3年ぶりの個展を開催します。
三輪途道は元々、木心乾漆、寄木による木造彫刻と言われる1200年以上前から日本古来の木造彫刻として伝承され、その多くは仏像彫刻として制作されてきた彫塑技術に、独自の彩色を施し今日の現代作品としてあらたな造形を生み出してきた日本有数の木造彫刻家として活躍してきました。
15年ほど前に「網膜色素変性症」と診断されて視力が次第に低下し、昨年に失明。それにより木彫制作が叶わない現在は、脱乾漆(だっかんしつ)と呼ばれる麻の一種のからむし(紵)を粘土で作った像の上に漆で貼り重ねる技法で、「張子の虎」のように内部が空洞で、1000年以上前から仏像制作などに用いられてきた伝統技法で制作を続けています。
これまで三輪氏の木心乾漆による木造彫刻を観た人は、そのあまりにも克明に刻み彩色され写実力に感嘆しつつも“作家の凄さはこの写実力ではなく、目で見えないところにあるその対象の本質を刻み、写し取るところに凄さがあるのだ“といわれ、多くの人々が共感してきました。
そして彼女がその視覚的写実力を失った今、作家が表現しようとする、見えないものの本質を、果たして私たちは感じ取ることが出来るのか、彼女の作品を通して、私たちの”見える“の本質が見透かされてしまうのでしょうか?。

画廊主・梅津宏規

 
 

絶対的な存在は確かにあります。
小手先の技が使えなくなった今、心の底から求めるようになりました。
上手くは作れません。
ですが、心は届くと信じています。

三輪途道

 

>三輪途道PF

 

「存在する者」
82X67X64cm 脱乾漆
2022

 

「泥団子少女」
30.5X52X44cm 脱乾漆
2022

 

「存在の守人」
38X49X50cm 脱乾漆
2022

 

「醬油せんべいⅢ」
9X47.5X41cm 脱乾漆
2022

 

「Life あなたの居場所」
51,5×72,8cm 画用紙,クレヨン,パステル,鉛筆
2019

 

 

三輪途道展DM
 
 
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2022年画廊企画PART9永井里枝展-夜明け前-

2022年画廊企画PART9

永井里枝 展

– 夜明け前 –

 


 

「0.02a.m.」 紙、ピグメント, F100 2022

 

2022108[]16[]

 

Am10:30 ―PM7 :00 (火曜休廊)

    

今回の個展は、前回の「帰国報告展」以降、本年7月から9月まで、ドイツ・ベルリンで開催され永井里枝が招待出品していた「3+4=1」展(AVVY Contemporary) での展覧会やドイツ滞在で得た様々な交流や情報をもとに、本展は準備されました。
元々日本画科出身ですが、これまでの日本画という概念にとらわれることなく、ピグメントといわれる顔料を樹脂膠で溶き、自ら絵の具を作って制作するなど技術的な日本画の伝統を伝承しつつ、表現や対象物など今日的な興味として取り上げ描いていました。そして今回は、そこにビデオインスタレーションという新たな表現がプラスされ、ペインティングによる表現と動画イメージによる作品とがどうのように混在し、展示されていくのかとても興味深いものになっています。
本年末には国立新美術館で開催のシェル美術展改め出光アートアワードに招待出品が決定したり、来年3月には銀座のポーラ美術館アネックスでの企画展のメンバーに選抜されるなど、今後の活躍が期待されています

画廊主 梅津宏規

 
 

[制作意図]
心は何処にあるか」という問いを出発点に、その答えを「場所」の内に探り、そこに生きる人々の感情、考えを表すことを試みています。今回、深夜0時から未明にかけての夜明け前に、眠れずにいる人々の居る場所を見つめます。日中を人は集団の一人として生きます。しかし日が沈んでも、人は必ずしも個に還元されるとは限りません。誰かの為に働き、努力し、或いは焼き付いた昼の記憶に苛まれて、社会的要請によって瞼は開かれています。の視座と微かな声を鮮烈な色彩による絵画表現および明滅する音と動きによる映像表現で解釈します。鑑賞者がそれらの内に自らを溶かすことで、溶け切らないその人自身の心の動きと出会うことを願います。

永井里枝

 

 

「夜明け前 video_scene5」
4分31秒
2チャンネル・ビデオ・インスタレーション 2022

 

「夜明け前 video_scene5」
4分31秒
2チャンネル・ビデオ・インスタレーション 2022

 

「0:59 a.m.」
F15
パネルに綿布、ピグメント、箔 2022

 

「2:27 a.m.」
F4
パネルに綿布、ピグメント、箔 2022

 

「4:57 a.m.」
F4
パネルに綿布、ピグメント、箔 2022

 

 

永井里枝 –Nagai Rie

DM

 

 

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2022年画廊企画PART8 藤原泰佑 展-外に在る-

 

 

2022年画廊企画PART8

藤原泰佑  展

  -外に在る-
 
 

「高崎市街図」パネル、和紙、アクリル、顔料、箔 2022

 

2022 年 9月17日[土]―26日[日]

 

 

Am10:30 ―PM7 :00 (20日火曜休廊:最終日pm5:00 迄)

 

 

昨年に引き続き、藤原泰佑展を開催します。今最も注目される若手画家の一人として、多くの美術雑誌で取り上げられ、現在は山形ビエンナーレプロジェクト「屋根のない美術館」参加作家として活動を続けるなど、アーツ前橋、太田市美術館図書館、河口湖音楽と森の美術館にも収蔵され、地元ホンダカーズ群馬のオリジナルカレンダー原画も手掛ける前橋出身の若手作家です。
作風は、現代鳥瞰図ともいうべき、上空から見た景色と金箔が貼られた雲型が画面に登場する新旧混在した風景作品や、達磨や招き猫、稲荷の狐や狸の置物など各地方都市の民芸品、鳥居などその地域ごとの神社仏閣の特徴を取り入れた作風は、地域に根付いた民芸品や郷土玩具を内の視点、またそういった文化を生んだ街全体の姿を外の視点として、内と外を相互に交錯させながら立ち現れる現代の街を洛中洛外図屏風のような鳥瞰の視点で表現しています。
都市との接続や過去の伝統、文化との繋がりの中で、土着的な風土を素養とし、立ち現れる混沌とした現代の地方の今を捉えることであると作家本人もコメントしています。

画廊主 梅津宏規

 

 

「前橋市街図」
パネル、和紙、アクリル、顔料、箔
1,167×803mm 2022

 

「赤城寺図」
パネル、和紙、アクリル、顔料、箔
S6 2022

 

「豪徳寺招猫図」
パネル、和紙、アクリル、顔料、箔
円形4号 2022

 

「熊手図」
パネル、和紙、アクリル、箔
SM 2022

 

「だるま」
陶器、和紙、アクリル
180×130×130mm 2022

 
 
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PDF>DM
  

藤原泰佑PF

 



 2022年画廊企画PART7 Gallery’s Collection 2022ギャラリーズコレクション展2022 

2022 年画廊企画PART7

Gallery’s Collection 2022

 ― ギャラリーズ コレクション展2022 ―

 
 

 2022年8月20日[土] ― 28日[日]

AM10:30 ―PM7:00 (23日火曜休廊・最終日pm5:00迄)

 

本年9月に株式会社すいらんは、創業 45周年を迎えます。
これまで支えて頂いた多くのお客様へ感謝を込めて、5年振りに「ギャラリーズコレクション展 」を開催致します。
ギャラリーズコレクションでは、日々画廊翠巒で開催する個展やグループ展で発表された作家の作品を、作家支援のために買い取りコレクションした作品や、画廊翠巒代表の梅津宏規の目で厳選した作家の作品を、少しづつ購入し集めた逸品を、ギャラリーズコレクションと題してご紹介し、本展では通常より大幅なお値打ち価格でご提供する展覧会です。
景気や時代の流行に左右されない、アートとしての不変の価値や作家の作品への思いを見極めながら、 ギャラリストとしての目で、そしてフランスの芸術大学大学院院修士課程を修了し国家資格を所取得、ヨーロッパで沢山の美術作品に接してきた美術家の目で吟味し、コレクションしてきた、日本画・油彩・版画・現代美術・彫刻など、素敵な作品の数々をご高覧頂きます。
この機会に、多くの方々に素晴らしい作品を提供、共有頂けることを期待しています。
 

作品詳細 と 展示風景 及び 動画案内 は 以下 の ブログ から ご覧頂けます 。

 

画廊翠巒主・梅津宏規